【2023年最新】アクセス抜群の鎌倉南部「坂ノ下護岸」|釣れる魚は?釣り方は?ロコアングラーが明かす釣り場解説!
鎌倉南部に広がる「坂ノ下護岸」は、地元のアングラーにしか知られていないような穴場の釣り場。しかし、多くの岩礁に作られたテトラの突堤や、遠投すれば砂地が広がるなど釣り場としてのポテンシャルはかなり”高め”です!
- ポイント名
- 坂ノ下護岸
- 住所
- 〒248-0021 神奈川県鎌倉市坂ノ下34−5 (地図を開く)
- 交通
-
車の場合は、国道134号線を鎌倉から稲村ケ崎方面に向かって走る。
電車釣行も可能で、江ノ島電鉄・稲村ケ崎駅から徒歩15分ほどと非常にアクセスがいい。 - 駐車場
- あり
- トイレ
- なし
- コンビニ
- なし
- 飲食店
- あり
- 釣具店
- あり
- ファミリー
-
向いている
※向いているポイントとは、周辺設備+ライトなタックルで釣れる魚がいるかで判断しています。 - 禁止エリア
- なし
周辺には都内からもアクセスの良い由比ヶ浜がある他、国内有数の観光名所としても知られる鎌倉だけに周辺には数多くの歴史的な建造物もあります。
そんな好立地にある坂ノ下護岸は綺麗に整備されているため、ファミリーフィッシングにおすすめの釣り場。
釣り場には1~5番の消波ブロックからなる突堤があり、岩礁を好む魚たちが身を隠すのに絶好のポイントになっています。
それ以外にも、海底には多くの沈み根が入っていることからも分かる通り、かなり根掛かりが多い釣り場になるため複数の仕掛けを持っていくのは必須。
初心者にはやや難しい釣り場ではあるものの、それだけに釣果に期待できるでしょう!
坂ノ下護岸の特徴とは?
5本ある突堤は鎌倉から1番堤、2番堤、、、と呼ばれており、テトラから釣りが出来るのは5番堤と、その横に広がるテトラ帯からとなります。
1番堤だけが砂地になっている
冒頭で岩礁地帯が広がっていると言いましたが、それはあくまでも2番堤以降の話。実は、1番堤だけは由比ヶ浜から続く砂地が広がっています。
もちろん、テトラの周りでは根掛かりすることもありますが、この周辺では割と快適に釣りを楽しめるでしょう。
しかし、岩礁が少ないということはそれだけ狙える魚の数が変わるというもの。それだけに釣果だけを優先するのであれば2番堤~5番堤周りにエントリーした方がいいです。
ただ、そんな場所でも一発大物のチャンスがあります。それが白身の高級魚としても知られる "ヒラメ"。
砂地が多いということは、必然としてキスが接岸しやすいポイントでもあり、それ以外にもアイナメやクジメといった根魚でありながら砂地にも生息するような魚たちがおり、これらをヒラメが捕食するためちょくちょく釣れています。
2~4番堤は一か所に固執せず、探り歩いていくのが釣果を伸ばすコツ!
この周辺は多くの岩礁があるため、根掛かりし辛い仕掛けで探り歩いていく釣りが釣果を伸ばしやすいと言えます。
メインのターゲットはアイナメやクジメ、チヌといった魚たちになるため、着底後は底から少し離した状態で海中に仕掛けを流していくのがおすすめです。
一応、遠投すれば砂地が広がっているため、キスが接岸するシーズンには20cmを超えるような大型が良く釣れますが、仕掛けはかなりの数を用意していった方が吉。
もちろん、ヒラメはこういったポイントにも寄り付くので、ルアーでの釣果にも期待を持てます。たまに青物の回遊もあるため、ひたすらキャストし続けましょう。
5番堤以降はテトラからの釣りを楽しめる!
坂ノ下護岸で本命の釣り場と言えば、この5番堤から続くテトラ帯です。
もちろん、テトラからの釣りは危険を伴うため注意していただきたいのですが、それでも釣果を伸ばすなら断然こちら。
この辺りでは、根掛かりがかなりひどいためウキ釣りでチヌを狙い、テキサスリグなどでカサゴやアイナメといったロックフィッシュ狙いなどが盛んに行われています。
更に、若干の遠投は必要ですが沖にはイシダイの群れが入ることもあり、時折大型も混じるため万全の仕掛けで臨むようにしましょう。
他にも、坂ノ下護岸で良く釣れるアイナメやシロギスなども一回りサイズが良いため、ちゃんと根掛かりを回避するような釣り方をマスターした方はチャレンジしてみても面白いです。
ロコアングラーに聞いた!坂ノ下護岸で釣りをするときにイメージして欲しいこと
まずは足元から岩礁が広がっているため、海底はさながら磯のような釣り場だと考えてください。
しかし、水深自体が浅いのが厄介で、干潮時になると取り残されたような魚しか残っておらず、釣果には期待できません。
逆に、満潮付近の1時間半くらいが釣れるピークで、この時には連続で釣れることも多く、時合いを意識することが大切です。
キス釣りする方には本当に注意していただきたいのですが、まずは遠投が出来るようになること、遠投が出来るような仕掛けを持参することを絶対条件にしてください。
それが出来ないのであれば、結果として海底に多くの仕掛けを残すことになってしまい、更に根掛かりが増える原因にもなってしまいます。もちろん、環境保護という観点から見ても、釣り針や釣り糸、ルアーなどが残ってしまうのは問題視されていることから、ちゃんと自分に出来る釣りをしていただきたいです。
その他おすすめの情報
-
坂ノ下護岸で釣れる魚
各魚種の釣り方については別途更新するためお待ちください。
初心者・ファミリーフィッシング向けの解説
ヘチ釣りもカイズサイズのチヌが楽しませてくれるので、是非チャレンジしてはいかがでしょうか?
上級者向けの解説
坂ノ下護岸付近の釣り場
坂ノ下護岸から約2.4km
小坪港は小坪マリーナの脇にある小規模な護岸で、釣り人が少ないため快適に釣りが楽しめる穴場的釣り場です。
近年は漁港内が釣り禁止になってしまった影響もあり、釣り場は一面がテトラに覆われたポイントしか残されていないため、釣りの難易度が大分上がってしまったポイント。
坂ノ下護岸から約3.6km
遊漁船の基地になっている「腰越港」は、近年の改修工事によって沖堤と地続きになったこともあり利便性が大きく向上した釣り場です。
坂ノ下護岸から約3.9km
葉山港は三浦半島の相模湾に位置する大型の港です。ターゲットとしては大型の魚から比較的ライトな釣りものまで幅広く狙うことが出来るポイントですが、残念ながら釣り場に入ることが出来る時間に制限があるため、満足いく釣行は難しいかもしれません。
坂ノ下護岸から約4.5km
江ノ島大橋を渡るとすぐにある「湘南港北緑地広場」。綺麗に整備された公園で、安全面も高いことから子供連れでも人気の釣り場です。大型の魚は他のポイントに比べるとやや物足りませんが、ファミリーフィッシングをするなら十分な実績があります!
坂ノ下護岸から約4.9km
千貫松下の磯は神奈川県三浦半島の森戸神社の裏手にある磯です。磯場の左端には巨大な岩があり、投げ釣りが楽しめます。森戸川を挟んだ向かい側には堤防もあります。足場は悪く波も被るのでファミリーフィッシィングには向いていません。ベテランの方は夜釣りも楽しめます。