【ゴールデンカムイ】 実写映画「ゴールデンカムイ」のロケ地をストリートビュー付きでご紹介!
- 出版社
- 集英社
- 連載
- 週刊ヤングジャンプ
- 著者
- 野田サトル
- 連載期間
- 2014年 8月21日 ~ 2022年 4月28日
「ゴールデンカムイ」は「週刊ヤングジャンプ」で連載された、野田サトルによる漫画です。明治末期の北海道を舞台に、アイヌの莫大な埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーを、魅力的なキャラクター陣が展開していく冒険サバイバルアクション。2024年8月時点で単行本の累計発行部数は、2900万部を突破する超人気作品です。
2024年1月には、山﨑賢人、山田杏奈、眞栄田郷敦、矢本悠馬、玉木宏、舘ひろしなど、豪華布陣による実写映画が公開されました。原作ファンにも原作未読勢にも高井評価を得ており、公開から17日間で観客動員数111万人、興行収入16.3億円を突破。
本記事では、より「名探偵コナン」を楽しむため、ゆかりの地や聖地をご紹介します。遠方にお住まいの方は実際に行くことが難しい方もいらっしゃいますので、是非ストリートビューで楽しんでいただければと思います。
1. 野外博物館 北海道開拓の村
原作でも村内の多くの建物が登場する、ゴールデンカムイファンからも人気が高い聖地です。
住所
ストリートビュー
北海道開拓の村は、札幌市厚別区の野幌森林公園内にある野外博物館です。北海道開基百年を記念して、1983年4月に開設されました。明治、大正、昭和初期と3つの時代にかけて建築された北海道各地の歴史的建造物を、54.2㌶の敷地に移築・復元し再現しています。
市街地・農村・山村・漁村の4エリアに分けられ、それぞれ趣の異なる街並みが再現されています。外観だけでなく屋内や生活ぶりなど、当時の情景も再現されているため、100年以上前の北海道を味わうことができます。
昔の生活を今に伝える伝統遊具づくりやわら細工講習などが随時開催されており、開拓当時の文化を体験できます。冬季には、開拓時代から戦後まで冬の北海道の重要な交通手段だった「馬そり」を体験できます。
名物「いももち」のほか、みそおでんや豚汁などがついた「屯田兵定食」、ジンギスカンを楽しめる「開拓の村食堂」で食事と休憩ができます。
営業時間
【5月~9月】9時~17時
【10月~4月】9時~16時30分
※最終入村は閉村の30分前まで
定休日
【5月~9月】無休
【10月~4月】月曜(祝日・振替休日の場合は、翌日)、12月29日〜1月3日 休村
※さっぽろ雪まつり期間の月曜日は開村
料金
一般・高校生・大学生:1,000円 (10名以上の団体の方はお一人800円)
※中学生以下・65歳以上の方、身体に障がいのある方は無料
※馬車鉄道・馬そり乗車料:250円(3歳以上)
※車椅子、ベビーカーの貸し出し、授乳室あり
※高校生は、土曜日・こどもの日・文化の日・10名以上の学校団体の場合、無料
アクセス
JR千歳線「新札幌駅」地下鉄東西線「新さっぽろ駅」から乗り換え、新札幌バスターミナル北レーン10番乗場よりジェイ・アール北海道バス「開拓の村」行(約20分)終点下車
2. 旧武井商店酒造部
第七師団の兵舎として使用されていた建物
住所
ストリートビュー
旧武井商店酒造部は、札幌市厚別区の野幌森林公園内の「北海道開拓の村」にある建物です。北海道開拓の村・市街地エリアにあります。建物は、主屋、帳場、酒蔵(工場)、土蔵で構成され、内部は大正初期の様子が再現されています。
旧武井商店酒造部は、武井家が1886年頃に古宇郡泊村に建てたものです。武井家は茅沼で石炭荷役、回船業を営んでいたそう。1895年頃から酒造業が始まり、1944年に戦時下の統制で酒造中止命令が出されるまで清酒「松の露」や「玉の川」が製造されていました。
3. 旧田村家北誠館蚕種製造所
アシㇼパが屋根の上を走っていた建物
住所
ストリートビュー
旧田村家北誠館蚕種製造所部は、札幌市厚別区の野幌森林公園内の「北海道開拓の村」にある建物です。農村群エリアにある、絹(糸)の原料となる蚕の卵(蚕種)をとる建物です。
浦臼村の養蚕伝習所教師だった田村忠誠が当時に模範とされた東京蚕業講習所(現在の東京農工大学)の蚕室を参考に、1905年に北海道樺戸郡浦臼村(現在の浦臼町)に建てられた、木造2階建ての建物です。蚕種の製造販売や養蚕技術者の養成が行われており、建物内部では蚕の展示や蚕の糸を取る作業をしている実物大の人形と機械などが展示されています。
4. 小樽浪漫館
爆破された銀行のモデルとなった建物。映画では蕎麦屋同様に本物そっくりに作られたセットが登場しています。
住所
ストリートビュー
小樽浪漫館は、北海道小樽市にあるアクセサリー&雑貨のお店です。1908年に銀行(旧百十三銀行小樽支店)として建築された由緒ある建物を利用しており、レトロとロマンを融合したショップとなりました。アンティークな家具と調和した店内にはレトロな雰囲気が漂い、独特の時間が流れています。
天然石のアクセサリーやガラス雑貨などが所狭しと並んでおり、自分のお気に入りの一点や小樽土産にもぴったりのアイテムを見つけられるはず。さらに雪だるまをモチーフにした小物など、一年中クリスマス雑貨を取り揃えています。
店内奥には、隠れ家的なカフェ「cafe DECO」も併設されており、落ち着いた空間の中で観光の合間の休憩など、寛ぎのひと時を過ごすことができます。
営業時間
9:30~17:30
定休日
年中無休
アクセス
JR北海道「小樽駅」より徒歩15分
5. 博物館網走監獄
金塊を隠した「のっぺら坊」をはじめとする、刺青の囚人たちが収監されていた施設として登場する聖地です。
住所
ストリートビュー
博物館網走監獄は、北海道網走市にある日本唯一の監獄博物館です。かつて網走刑務所で実際に使用されていた舎房、教誨堂、庁舎を移築、復原しています。
東京ドーム約3.5個分の広い敷地内には、国の重要文化財、登録有形文化財にも定めらている建築物が点在しています。5棟の舎房が放射状に広がる「舎房及び中央見張所」は、世界最古かつ、国内で唯一現存している木造行刑建築物。当時の様子を再現した囚人や看守の人形があるほか、実際に中に入ることができる房もあり、囚人たちのリアルな生活を伺い知ることができます。
レストラン「監獄食堂」では、現在の網走刑務所の受刑者が食べている食事が人気。ここでしか手に入らないオリジナルグッズを販売する「ミュージアムショップ」や、中央道路の開通作業をテーマにしたシアターが設置された「監獄歴史観」もあり、じっくりと観光できるスポットです。
営業時間
9:00~17:00
※入館は閉館1時間前まで
定休日
12/31-1/1
料金
大人:1,500円
高校生:1,000円
小中学生:750円
アクセス
【電車/バス】
JR「網走駅」から網走バス施設めぐり線で「博物館網走監獄」下車(約10分)
【車】
女満別空港から国道39号経由で約30分
6. むかわ町穂別地区の山林
むかわ町穂別地区の山林がロケ地に使われていたことが公表されています。刺青の囚人とのシーン、アシリパとの出会い、ヒグマとの対決など山の中のシーンのロケ地と推測されます。穂別地区にある「中村記念公園」が、尾形が森の中から杉元にライフルで狙いを定めるシーンのロケ地だと地元新聞にて報じられました。ライフルを固定するために銃剣を刺した長さ3センチほどの跡が、今でも木肌に残っているそう。
※ストリートビューは中村記念公園付近
住所
ストリートビュー
7. 二風谷コタン
アイヌの伝統が色濃く残っており、二風谷にコタンを作って撮影されました。
住所
ストリートビュー
二風谷コタンは、北海道平取町の「平取町立アイヌ文化博物館」の前に広がる空間。アイヌの伝統的な集落“コタン”として整備されており、アイヌ文化関連施設が集約しています。
前述の平取町立アイヌ文化博物館をはじめ、沙流川歴史館や平取町アイヌ文化情報センター等の施設があるほか、そして多くのチセ(家)が復元されています。復元されたチセは内部を見学可能です。
平取町アイヌ文化情報センターの一角「二風谷工芸館では、二風谷の工芸家たちが作った本物の「二風谷イタ(木製のお盆)」や「二風谷アットゥㇱ(樹皮の反物)」などの作品、製品を購入できます。
また平取町アイヌ工芸伝承館「ウレシパ」では、木彫り・刺繍・ムックリ制作など、アイヌ文化を体験できます。
料金
無料
アクセス
【電車/バス】
札幌より道南バス「高速ペガサス号」に乗車、「富川元町」にて下車後、乗り換え「資料館前」下車後、徒歩8分
【車】
札幌から国道36号線 または 道央道・日高道「日高富川 IC」下車、国道237号線を平取町方面まで進み、平取町役場より車で10分ほど
8. 浄土平
映画冒頭の「203高地」のシーンのロケ地。迫力ある爆発や石切り場を削って作った地形で行ったアクションシーンが非常に印象に残ります。
住所
ストリートビュー
浄土平は福島市の西部、磐梯吾妻スカイラインの中間地点の標高1,600メートルに位置する地です。山形、福島、新潟の3県にまたがる国立公園「磐梯朝日国立公園」の磐梯吾妻・猪苗代地域に属しています。
ビジターセンターを中心に、駐車場、登山道、休憩所などが設置・整備されており、手軽に高山の自然を楽しむことができます。そのため多くの利用者が訪れる、当地域の中心的な利用拠点の一つとなっています。
一切経山の火山噴火により生成された荒々しい山肌がむき出しの火山荒原と、沼や池塘を散りばめた湿原、高山植物のお花畑など、生命力に満ちあふれた彩りある風景を楽しめる地です。5月上旬の、まだ多くの雪が残る磐梯吾妻スカイラインの「雪の回廊」を走る絶景ドライブをはじめ、5月中旬以降のまばゆいばかりの新緑、山々がいっせいに紅葉する秋の景色など、季節ごとの景観は魅力的・
さらに満点の星空が広がる全国でも有数の「スターウォッチング」ポイントでもあり、夜には望遠鏡を備える天文台で本格的な天体観測を、夜明けには雲海の上にのぼる朝日を堪能できます。
アクセス
「福島駅」東口から福島交通バス
【車】
東北道:福島西IC~浄土平(29km 約1時間)
東北道:福島飯坂IC~浄土平(31km 約1時間)
東北中央道:福島大笹生IC~浄土平(30km約45分)
9. ワープステーション江戸
大規模セットを組んで、小樽の活気ある街並みが撮影された場所。蕎麦を食べる杉元や土方が襲った銀行、第七師団の拠点もここで再現、撮影されました。
住所
ストリートビュー
ワープステーション江戸は、茨城県つくばみらい市にある商用撮影専用施設です。5.5㌶の広大な敷地に、時代劇オープンセットが建ち並ぶ、国内でも数少ない野外型ロケ施設。 時代設定は江戸時代はもちろん、戦国から昭和までと幅広く、時代考証にも対応した撮影が可能です。
以前は施設の一般公開がされていましたが、2020年3月31日をもって終了しています。
10. 那須湯本温泉・鹿の湯
杉元が湯に浸かりながら、刺青の囚人に関する情報を集めていたシーンの場所。
住所
ストリートビュー
鹿の湯は、栃木県那須町にある共同浴場です。七世紀前半の舒明(じょめい)天皇の御世に開湯されたといわれる鹿の湯は、栃木県の那須温泉発祥の地、県内最古の温泉です。
松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の前半に立ち寄った温泉でもあり、那須の観光名所「殺生石(せっしょうせき)」の近くに「いしの香や 夏草あかし 露あかし」の句碑が立っています。
明治大正時代に建てられた建物は昭和16年に改築されましたが、建設当時の姿を受け継いでいます。 ひなびた木造建築の佇まいは、 まるでタイムスリップしてきたかのように、ノスタルジックな雰囲気を感じさせます。
泉質は硫黄泉で、白濁した湯が特徴です。全国的に数少ない温泉効果を高める入浴法「かぶり湯」を推奨しています。かぶり湯の後は、41、42、43、44、46、48度(女湯には48度がない)の浴槽から好きな温度を選んで、短熱浴をするのが最も効果があるそうです。
営業時間
8:00~18:00
※最終受付17:30
定休日
年中無休(但し、設備改修の為、休日有り)
入浴料
大人:500円
小人(小学生):300円
乳児:無料
【湯治体験半日券】平日:1,200円/土日祭日:1,500円
【回数券(5枚綴り)】2,000円
アクセス
【電車/バス】
JR宇都宮線 黒磯駅より東野バス那須湯本方面行き利用35分、那須湯本下車、徒歩3分
【車】
東北自動車道 那須ICより県道17号を那須岳方面へ12km
11. 旧秋元子爵別邸
土方一派が結集したシーンの場所
住所
ストリートビュー
旧秋元別邸は、群馬県館林市にある歴史ある和風建築物です。日本遺産「里沼」の構成文化財となっています。
明治末期に建てられ、最後の館林藩主礼朝の子である興朝と孫の春朝が別邸として使用していました。和風建築と洋館が一つになっているところが特徴で、近代和風建築の様式を知る代表的な建物です。
昭和初期に東京駿河台の本邸から移築された洋風建築や、石燈篭や庭石もあります。
また、季節ごとの美しい景観も魅力で、春のツツジや初夏の花菖蒲など、シーズンごとに変わる花が彩りを添えます。
アクセス
【電車・バス】
東武伊勢崎線・スカイツリーライン「館林駅」東口よりバス「子ども科学館前」下車
東武伊勢崎線・スカイツリーライン「館林駅」東口より徒歩約20分
【車】
館林IC下り出口より約10分
最後に
以上が、実写映画「ゴールデンカムイ」のロケ地でした!
実際に現地に赴くのは難しいという方は、 という方はGoogleマップで聖地巡礼をしてみてはいかがですか?
整地が近くにある方などは、是非、現地でスマホを片手に原作と見比べてみましょう!
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