【ゾンビランドサガ】 聖地巡礼ガイド|第1話〜第4話編|洋館・唐津駅・嬉野温泉を巡る旅
- 出版社
- MAPPA
- 連載
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- 著者
- 広報広聴課ゾンビ係
- 連載期間
- 2018年 10月4日 ~
2018年放送のオリジナルTVアニメ『ゾンビランドサガ』は、Cygames原作、MAPPA制作による“ゾンビ×ご当地アイドル”作品。事故死した少女・源さくらがゾンビとして復活し、昭和・平成を生きた仲間たちと共に、佐賀を盛り上げるアイドル活動に挑む物語です。佐賀県を舞台に、“ご当地×アイドル×ゾンビ”という斬新な設定で一躍話題に。
本記事では、物語の幕開けとなる第1話〜第4話を中心に、フランシュシュの拠点となった洋館をはじめ、初ライブを行ったライブハウス、唐津駅でのゲリラライブ、メンバーが観光に訪れた嬉野温泉エリアなど、「聖地巡礼」スポットをご紹介!
1. 唐津市歴史民俗資料館(旧三菱合資会社唐津支店本館)
第1話で、源さくらが目を覚ました場所。フランシュシュと巽幸太郎が拠点として生活・レッスンを行う「洋館」のモデルとなった建物。メンバーの住居兼事務所であり、日常シーンの大半がここを舞台に展開される、物語の中心となる場所です。
住所
ストリートビュー
唐津市歴史民俗資料館(旧三菱合資会社唐津支店本館)は、佐賀県唐津市の唐津港近くに位置する、歴史資料館です。近代に石炭産業で発展した唐津の歴史と文化を伝えることを目的としています。
1908年(明治41年)に三菱合資会社の事務所として建てられた大型木造洋館で、唐津港を一望できる立地にあります。尖塔付きの入母屋造りの大屋根や、海側を巡るベランダが特徴で、ハーフティンバー様式を取り入れた外観は、佐賀県内でも希少な近代洋風建築として評価され、佐賀県重要文化財に指定されています。
建物は老朽化のため長期間休館していましたが、2022年度から保存修復事業が進められ、文化財としての価値を後世に伝えるとともに、再び市民や来訪者に公開されることを目指しています。
アクセス
JR「西唐津駅」より徒歩15分
唐津バスセンターからバスで10分、降車後徒歩5分
西九州自動車道唐津ICから車で20分
2. 千代田橋
第1話で、ゾンビとして目覚めた源さくらが雨の中、靴も履かずに洋館から逃げ出し、巡回中の警察官と遭遇する場所。警察官に拳銃を向けられ、カーブミラーに映った自分の姿を見ることで、初めて「自分がゾンビになっている」ことを認識するシーンです。第11話でも再登場します。
住所
ストリートビュー
千代田橋は、佐賀県唐津市東城内付近の町田川に架かる橋です。唐津城周辺から唐津駅やアルピノなど市街中心部へ向かう際に通る場所なので、観光客も地域住民も多く利用しています。
アクセス
「唐津駅」北口より徒歩約13分
3. GEILS / SPIRITS
第1話で、さくらたちが初めて行き当たりばったりの“飛び込みライブ”を披露したライブハウスのモデル。第6話でも登場します。
住所
ストリートビュー
佐賀GEILSは、佐賀県佐賀市のJR佐賀駅前に位置する、音楽ライブを中心とした多目的イベントスペースです。
観客フロアは約350名収容と佐賀県内最大級の規模を誇り、メジャーアーティストのツアー公演からインディーズバンド、地元バンド、アコースティックアーティストまで幅広いジャンルのライブを開催。地元密着型のライブハウスとして長年親しまれています。
現在の場所に移転してから15年以上が経過しており、1・2階がライブフロア、3階にはリハーサルスタジオやレコーディングブースを備えています。音楽ライブのほか、各種イベントやパーティー、二次会などにも利用されています。
アクセス
「佐賀駅」北口より徒歩約4分
4. 寿通り商店街跡地
第2話で、水野愛が東京へ帰ろうと一人で歩いていた通りのモデル。愛・純子・さくらの3人がラップ集団風の男たちに絡まれ、警察官が現れることで騒動になるシーンの舞台。
放送時点ですでに解体されており、現在は更地となっています。作中に描かれていた商店街の様子は、ストリートビューで確認できます。
住所
ストリートビュー
寿通り商店街跡地は、佐賀県佐賀市に位置する、アーケード商店街の跡地です。戦後の1946年に誕生し、地域の商業拠点としてにぎわっていましたが、バブル崩壊や郊外型大型店の進出による来街者減少、高齢化などを背景に店舗数が減少し、2017年6月に閉鎖されました。L字型で全長約150メートルの短い商店街でしたが、独特のレトロな景観で存在感を放っていました。現在は建物がすべて撤去され、現地は更地となり、歩道の形状や目印の木杭のみが往時の面影を伝えています。
アクセス
「佐賀駅」より徒歩約30分
5. 佐賀県立佐賀城本丸歴史館
第2話のライブ会場のモデル。佐賀県立佐賀城本丸歴史館に入ってすぐにある大きな部屋で、ここでコンサート(即興ラップバトル)を行いました。
住所
ストリートビュー
佐賀城本丸歴史館は、佐賀県佐賀市の県史跡・佐賀城跡に位置する、歴史博物館です。幕末維新期に日本の近代化を先導した佐賀藩の歴史と功績を伝えることを目的としています。
1838(天保9)年に再建された佐賀城本丸御殿の一部を忠実に復元した、日本初の本丸御殿復元施設で、約2,500平方メートルを誇る木造復元建物としては日本最大規模となります。館内では、古地図や模型、ハンズオン展示を通して、佐賀藩の科学技術や輩出した偉人など「幕末維新期の佐賀」を分かりやすく紹介しています。常駐のボランティアガイドによる解説のほか、定期的に行われる歴史寸劇なども人気です。
営業時間
9:30〜18:00
定休日
12月29日〜1月1日
※その他 臨時休館日あり
料金
入館料/無料
アクセス
JR佐賀駅から佐賀城跡方面行「博物館前」、「サガテレビ前」、「佐賀城跡」いずれかのバス停で下車(約15分)
九州佐賀国際空港より市営バス乗車「博物館前」バス停下車徒歩すぐ(約30分)
【車】佐賀大和インターチェンジから佐賀市街地方面へ約25分
6. 佐賀城 鯱の門
第2話、「ふれあいコンサート」の看板が設置され、イベント会場の導入カットで登場。また、ライブ終了後に源さくらと二階堂サキが並んで話すシーンでも登場しています。
門脇の石垣にあるハート形の生け垣もアニメに再現。脇にはサキと鍋島直正をデザインしたご当地マンホールも設置されています。
住所
ストリートビュー
佐賀城 鯱の門は、佐賀県佐賀市城内に位置する、佐賀城本丸の正門として設けられた城門で、江戸時代後期の姿を今に伝える重要文化財です。
天保9年(1838)に本丸再建の一環として完成した櫓門形式の門で、屋根には火除けの守り神とされる2体の鯱(しゃちほこ)が据えられています。門周辺には高石垣が連なり、続櫓や番所なども備えた構造となっています。明治7年(1874)の佐賀の乱では戦闘の舞台となり、現在も銃弾の痕跡が残っています。往時の佐賀城を伝える貴重な遺構として、昭和32年に国の重要文化財に指定されています。
7. 佐賀城跡の御玄関
第2話、ライブ後にメンバーが休憩している場面で登場。さくらとサキが語り合う背景としてアームストロング砲の模型が描かれています。
住所
ストリートビュー
佐賀城跡は、佐賀県佐賀市城内に位置する、江戸時代に佐賀藩鍋島氏の居城として築かれた平城の城跡で、現在は史跡公園や歴史館として往時の姿と佐賀藩の歴史を伝える文化観光拠点です。
江戸時代初頭に完成し、鍋島36万石の本拠として栄えた佐賀城は、広い濠と土塁に囲まれ、水没防御の仕組みを持つことから「沈み城」とも呼ばれました。城内の建物は火災などで多くが失われましたが、現在は国の重要文化財に指定されている本丸正門の「鯱の門」と続櫓、石垣などが現存しています。
城跡一帯は県立佐賀城公園として整備され、春には桜やツツジの名所として親しまれています。また、本丸御殿を木造で復元した佐賀城本丸歴史館では、藩政や幕末期の佐賀藩の役割を紹介し、屋外には戊辰戦争で使用された「佐賀の大砲」として知られるアームストロング砲の展示も行われています。
8. 鍋島直正公銅像
第2話アイキャッチとして登場。
住所
ストリートビュー
鍋島直正公銅像は、佐賀県佐賀市の佐賀城公園・鯱(しゃち)の門北側に設置されている、佐賀藩10代藩主・鍋島直正公を顕彰するための銅像です。藩政改革と近代化政策を推進し、佐賀藩を幕末屈指の雄藩へと導いた直正公の功績を後世に伝えることを目的としています。
鍋島直正は、財政再建や人材登用、西洋技術の導入などを積極的に進め、優れたマネジメント力とリーダーシップによって佐賀藩の躍進を実現しました。その存在は、日本の近代化を先導した人物の一人として高く評価されています。
銅像の建つ佐賀城公園は、濠に囲まれた歴史公園として整備され、博物館や歴史館などの文化施設とともに、市民や観光客の憩いの場として親しまれています。
アクセス
「佐賀駅」南口より徒歩約27分
9. 民俗資料館緑地
第3話で源さくらが回転遊具に乗り、山田たえに振り回されて吹き飛ばされる公園のモデル。唐津市歴史民俗資料館の前にあるため、度々登場します。
現在は遊具が撤去され、広場となっているが、さくらのマンホール設置により新たな聖地として定着しています。
住所
ストリートビュー
民俗資料館緑地は、佐賀県唐津市にある公園(緑地)です。唐津市歴史民俗資料館の前にある、歴史的建造物とセットで訪れることができる“広場型の公園”です。もともとは遊具付きの公園でしたが、現在は遊具が撤去され、静かな広場になっています。
アクセス
JR「西唐津駅」より徒歩15分
10. 唐津駅北口
第3話でフランシュシュがゲリラライブを実施した場所。見よう見まねで振付を完コピする”古参幼女先輩”が登場する回です。
住所
ストリートビュー
唐津駅は、佐賀県唐津市新興町に位置する、唐津市の玄関口として観光やビジネスの拠点となる鉄道駅です。JR九州の唐津線と筑肥線の2路線が乗り入れ、市内各所や福岡方面へのアクセスを担っています。駅構内には唐津駅総合観光案内所が設置されており、唐津焼や唐津くんち、虹の松原、肥前名護屋城跡などの歴史・文化・自然の見どころの案内をはじめ、宿泊施設や飲食店、観光モデルコースの紹介など、来訪者に向けた幅広い観光サポートが行われています。