【全域版】浜名湖で釣りを満喫したい方必見「おすすめの釣り場8選」

日本国内でも有数の汽水湖である「浜名湖」。青物やヒラメなどの海釣りの色が濃い表浜名湖をはじめ、淡水魚が入り混じるような奥浜名湖まで数多くの釣り場があります。今回はどこに行けば釣りたい魚と出会うことが出来るのか、思わず足を運びたくなるような浜名湖の魅力を余すことなく紹介します。

スポット情報
ポイント名
浜名湖
住所
〒432-0000 静岡県浜松市西区 (地図を開く)
交通
各ポイントによるため割愛
駐車場
あり
トイレ
あり
コンビニ
あり
飲食店
あり
釣具店
あり
ファミリー
向いている
※向いているポイントとは、周辺設備+ライトなタックルで釣れる魚がいるかで判断しています。
禁止エリア
一部エリアで釣り禁止、または立入禁止
静岡県浜松市に位置し、静岡県西部を代表する観光地でもあるのが浜名湖です。
浜名湖は国内でも非常に珍しい汽水湖で、本湖である浜名湖をはじめ、猪鼻(いのはな)湖や庄内(しょうない)湖などの支湖からなり、遠州灘と「今切口(いまぎれぐち)」で繋がっています。
※汽水湖とは淡水と海水が混ざり合う湖で、国内には浜名湖のほか、サロマ湖(北海道)、十三(じゅうさん)湖(青森県)、宍道(しんじ)湖(島根県)などがあります。

そのため浜名湖では古くから汽水湖の水質を漁業に生かしており、うなぎ、海苔、牡蠣、すっぽんなどの養殖が盛んに行われてきた歴史があります。

そんな歴史のある浜名湖ですが、釣りでも非常に知名度のあるポイントが数多くあります。
その人気は静岡県全体でみてもかなりのもので、良く他県(特に浜松から近い愛知県の三河エリア)からも釣り人が訪れるほど人気がある釣り場です。
浜名湖を大きく分けると「表浜名湖」「中浜名湖」「奥浜名湖」の3つのエリアに分けることが出来、各エリア毎で釣れる魚や地形などに変化があるためこれらを一挙に紹介していきます。

表浜名湖とは?


「東海道本線」や「東海道新幹線」などの鉄橋よりも海側のエリアを指します。この付近は遠州灘の影響が非常に強く、釣れる魚はブリなどの大型青物、アジ・サバ・イワシといった小型青物、それに加え根魚であるカサゴなど実に豊富な魚種を狙うことが出来ます。
もちろん、シーバスやチヌなどの汽水域を好む魚の釣果もあり、正に浜名湖を代表する釣り場と言えます。

表浜名湖でおすすめの釣り場


今切口(いまぎれぐち)周辺



浜名湖の中で最も外海に近い上、両岸の幅が狭くなっていることから非常に潮流が激しいポイントです。一年を通して多くの魚種を狙える一方、季節の移り変わりが最も早いポイントにもなるため「×××パターンで×××が釣れている!」と言われても実は今切口周辺ではそのパターンが通用しないこともしばしば。しかし、アジなどを始めとする海水魚を狙うポイントとしては、実績・釣果共にNo1のポイントであることから、浜名湖を代表する釣り場と言えます。
ただ、注意しなければならないのが今切口の一番外洋側の両岸にある「新居提」と「舞阪提」はどちらも立入禁止です。

【舞阪方面】
広い場所で釣りがしたい方は「網干場・舞阪漁港」方面がおすすめ!大物も釣れるためベテランアングラーにもおすすめです

【新居方面】
人気と釣果は浜名湖随一!「新居弁天海釣公園」で良い週末を!
車の横づけが出来る「砂揚場・新居漁港」が超便利!

1~3番ミオ


浜名湖では多くの船が往来するため、その船の航路は船道(ミオ筋)と呼ばれ深くなっています。そのため、ミオ筋のカケアガリ付近や沖合には多くの魚が集まっており、シーバスやヒラメ・マゴチなどを代表する大型魚を狙うにはベストなポイントと言えるでしょう。
・渚園の東側からJR弁天島駅の東側を抜けて舞阪漁港に続くミオ筋を1番ミオ

・渚園の西側からJR弁天島駅の西側に抜けるミオ筋を2番ミオ

・浜名湖競艇の沖合から競艇大橋を抜け新居に続くミオ筋を3番ミオと言います。

#3番ミオを代表する釣り場
砂揚場

中浜名湖とは?


さきほどご紹介した表浜名湖よりも北側から、猪鼻湖の入り口くらいまでのラインを指します。
より北上するほど塩分濃度が下がってくるため、徐々にシーバスやチヌに加えハゼ、ボラ(イナッコを含む)なども混じるようになってくるエリアです。
とは言え南部の方であればカレイやキスなどを狙うことが出来るポイントもあるため、釣り場を少し移動するだけで大分釣果が変わってくるのが面白いところでしょうか。

中浜名湖でおすすめの釣り場


中の島周辺



雄踏大橋と中の島大橋の付近を総称して釣り人からは「中の島」と呼ばれています。この周辺は手前が非常に浅いためあまり初心者向きの釣り場ではなく、多くの釣り人がウェーダーを履いて釣りをする「ウェーディングゲーム」を楽しむポイントです。そのため、それほど場荒れが激しくない上に1番ミオとも絡んでいることからかなりの好ポイント、特にシーバスやチヌ・キビレなどの釣果は非常に実績が高い釣り場です。

村樫(むらくし)周辺



村櫛は浜名湖を東西に分断するように伸びる庄内半島の南端に位置します。この周辺は遠浅の地形をしている上、水草(ウィード)が非常に多いことからそれほど釣りに適したポイントではありません。この周辺ではウェーディングをするのが選択肢としては無難。次に遠投が可能な仕掛けでキスやカレイなどの底物を狙うようにしましょう。それ以外おすすめのポイントと言えば村櫛内にある水路、この水路は少し水深が深くなっている上に足場も良いため比較的釣りにも向いています。

女河浦周辺



女河浦海水浴場があり、その北には石畳(ゴロタ)で出来た海岸線が広がっています。水深は非常に浅いポイントが多く、あまり大型の魚を狙うのには適したポイントと呼べません。しかし、夏から秋にかけてこのゴロタの周辺には多くのハゼが集まっているためファミリーフィッシングでは非常に人気がある釣り場です。

奥浜名湖とは?


奥浜名湖はかなり塩分濃度が低いため、一部のポイントではフナ・コイ・手長エビ・ウナギなど淡水魚の釣果も増えてきます。
海水魚に比べ釣りやすい魚も多く、ファミリー向きなポイントがあるのも特徴です。

奥浜名湖でおすすめの釣り場


都田川



シーバスやチヌを始めとした汽水域で釣れる魚種を釣るのであれば、浜名湖に面する河口部(細江大橋)~みおつくし橋周辺までが狙い目。左岸と右岸の両方から釣りをすることは出来ますが、全体的に右岸の方が浅いため釣果を望むのであれば左岸が有望です。
特にみおつくし橋の左岸は特に狙い目、川が大きく蛇行しているため左岸の足元が深くなっていることからこの付近の魚が良く通るルートと言えます。
河口部の左岸も有望ではありますが、それはあくまでもハゼ釣りなどの話。本格的にシーバスを狙うのであれば、ウェーディングしないと中々大型のサイズを手にすることは難しいです。

館山寺



舘山寺内浦のはかなり広い釣り場で、ほぼ全ての岸際に敷石(ゴロタ)が敷き詰められています。水中は砂地にところどころゴロタがあり、そのゴロタ周りには多くの海藻が生えているため生き物には絶好の地形をしています。
そんな敷石の周りではハゼ・チヌ・キビレなどの姿を目撃することも多々あります。特にハゼはかなりの数が生息しており、シーバスやマゴチなどのベイトにもなっているため、ルアーフィッシングではボトム周りの攻略が重要です。
ポイント全体としては水深の変化がそれほどないゴロタ場が続いているため、一か所にとどまらない釣り方(ランガン)向きの釣り場と言えるでしょう。

猪鼻湖



浜名湖の支湖である猪鼻湖の周辺は猪鼻湖神社や真っ赤なアーチが美しい新瀬戸橋など、観光目的の方も多く訪れています。
この本湖と支湖を結ぶ付近は、両岸の幅が狭くなっているため互いの水が行き来することから潮周りが良く、サヨリを始めとした回遊魚も接岸しやすい特徴があります。
ポイント全体としてはかなり岩や石などが多く、また遠浅の地形をしていることからある程度飛距離が出せる仕掛けを使うのがメジャーと言えます。

その他おすすめの情報

えびすき漁とは、ここ浜名湖だけで出来る伝統漁です。夜の下げ潮に乗って流れてくるクルマエビやワタリガニを網で掬うという、他では考えられないような漁の仕方となります。
しかも、流れてくるのはエビやカニなどの甲殻類だけではありません。ホウボウ(カナガシラ)やコノシロ、ギマ、タコなど遊泳力が低い生物が続々と流されてくるため、多くの魚介類に出会うことが出来る不思議な体験が出来ます。
えびすき漁は体験をすることも出来るため、機会があれば是非一度体験してみてはいかがでしょうか?




浜名湖で釣れる魚

ヒラメ、マゴチ、クロダイ、キビレ、シーバス、ヒラスズキ、ウナギ、カレイ、キス、ホウボウ、アジ、サバ、イワシ、カサゴ、メバル、アイナメ、ギマ、ハゼ、メッキなど

広大なフィールドである浜名湖を攻略するためにおすすめの釣り方をいくつかご紹介します。

浜名湖発祥のチニング「トップウォーター」で狙う年無しのチヌの釣り方とは?


浜名湖でもルアーフィッシングは盛んに行われています。特にチヌをトップウォーターで狙う釣り方は浜名湖が発祥の地とも言われており、大型のチヌがド派手にルアーめがけてアタックしてくる様子を楽しめるエキサイティングなゲームフィッシングです!
チニングには大きく分けてボトムゲームとトップウォーターゲームの2つがあり、いくら浜名湖でも状況によってトップウォーターに出ないこともあるため、そういった場合にはボトムを攻略するようにしましょう。

もちろん、チヌは餌釣りでも良く釣れるため、フカセ釣りやブッコミ釣りなどで狙うのも楽しいですよ。

浜名湖でヒラメ・マゴチを狙うには?


ヒラメとマゴチは一般的にそれほど釣り方に差がある訳ではありません。若干反応しやすいレンジに差はありますが、共に同じポイントで釣れる魚ですし、それほど意識をして狙わずともどちらも釣れるケースが大半です。
ただ、浜名湖の場合は若干違います。特にシーズンである夏頃にもなると、マゴチはかなり浅いエリアまで入ってきます。それに対しヒラメはやや深いエリアを好む(特にミオ筋)ため、ポイントにより釣り分けることが出来ます。
また、ベイトにも若干差があり、ヒラメはアジやキスを好んで捕食しているのに対し、マゴチは甲殻類やハゼなどを好んで捕食しています。

そういった違いはありますが、どちらも同時に狙う釣り方があります。
それが「ボトムワインド」の釣り。ボトムワインドはワームをダートさせて釣る方法で、突然ひったくられるようなバイトが最高に楽しい釣り方です。詳細について別で記事をまとめますが、この釣りに魅せられてしまうルアーマンも非常に多くいます。



初心者・ファミリーフィッシング向けの解説

初心者やファミリーフィッシングにおすすめの釣り場ランキング


1位:3番ミオ
2位:女河浦
3位:都田川

理由
1位の3番ミオは複数のポイントがありますが、「新居弁天海釣公園」や「砂揚げ場」などのポイントは釣り桟橋や釣り公園になっているため、ファミリーフィッシングにも最適です。青物が釣れるほどポテンシャルは高く、アジやイワシなどサビキ釣りで釣れる魚が非常に多い点は子供たちにとって飽きがこない大事な要素と言えるでしょう。
2位の女河浦はハゼ釣りのメッカになっているポイントです。敷石に隠れているハゼの目の前に餌をたらすと、穴から飛び出して餌を食べるハゼを釣るのは視覚的にも非常にスリリング!地形的にかなり広いため釣り場に困らないのも魅力です。
3位の都田川は特に河口付近を指します。都田川の魅力は何と言ってもうなぎが釣れるところでしょう。うなぎがいるということは、もちろんイナッコや手長エビなども数多く生息しており、餌釣りで手軽に狙うことが可能なターゲットです。

上級者向けの解説

浜名湖は広大なフィールドであることから、狙う魚種によっておすすめポイントのランキングが若干異なります。

ヒラメやマゴチを狙う釣り人におすすめランキング3選


1位:3番ミオ
2位:1番ミオ
3位:今切口周辺

理由
3番ミオを1位にした理由としては、まずその釣りのしやすさにあります。
1番ミオと3番ミオは過去の釣果を比較してもそれほど変わらないポテンシャルを秘めているポイントですが、1番ミオは船の往来が激しいため、釣りという行為自体がそもそも漁業関係者の迷惑になりやすく、あまりおすすめとは呼べません。(過去、舞阪漁港の関係者とトラブルになった経緯があり、正直なところ漁業関係者からは煙たがられています)それよりはポイントが広く、あまり船が通らない3番ミオはおすすめです。また、1番ミオは上げ潮以外はまず釣れないことも理由の一つ。下げ潮になると明らかにベイトが少なくなるため釣りにならないことがほとんどだからです。
3位とした今切口周辺ですが、今切口周辺からでも良くヒラメの釣果はあります。しかし、今切口周辺は潮の流れが特に早いことからフラットフィッシュに有効な「スローな釣り」をし辛いためこの順位とさせていただきました。
もちろん、「絶対に3番ミオでなければダメ!」ということはなく、釣り場全体を広く探ることが重要ではありますが、是非釣行する際はベイトフィッシュの有無を確認しながら釣りをするようにしましょう。

青物を狙う釣り人におすすめランキング3選


1位:今切口周辺
2位:1番ミオ
3位:2番ミオ

理由
今切口周辺を1位にした理由としては、その魚影の濃さにあります。
2位の1番ミオと比較した際、今切口に近いほど過去の釣果・実績は上です。もちろん、青物を狙うにあたり使用する仕掛けの多くがルアーで言えばメタルジグ、餌釣りで言えば泳がせ釣りやカゴ釣りなどが中心になるため仕掛けが重いことから、それほど潮の流れが速くても気にならないという面もあります。
1番ミオと3番ミオで言えば、ベイトフィッシュの回遊は若干1番ミオの方が多いため1番ミオの順位を上にしています。これも季節や潮の流れによるところも多いため、タイミングによっては3番ミオが一番釣れることもあるため、後は状況判断しながら移動することをおすすめします。

シーバス・チヌ・キビレを狙う釣り人におすすめランキング3選


浜名湖はほぼ全面からシーバス・チヌ・キビレを狙うことが出来る釣り場です。シーズンやパターン(特にえびすき漁のトップシーズンである6月前後はかなり偏食します)
これらを考慮に入れると、以下の順位になります。
1位:中浜名湖(中の島・女河浦・村櫛)
2位:表浜名湖(今切口周辺・1~3番ミオ)
3位:奥浜名湖(都田川河口・館山寺・猪鼻湖入口・三ケ日青年の家前)

理由
今回はエリア毎に分けましたが、「釣りやすさ」「釣れるシーズンの長さ」「サイズ」からこの順位をつけました。
しかし、3位にした奥浜名湖でも「釣りやすさ」という点で言えば実は1位のポイントです。ただし、全体的に釣れるサイズが小さいこと、釣れるシーズンが夏から秋に偏っているため他エリアに比べると若干分が悪いため順位を落としました。実際のところ夏からは都田川河口の周辺に多くのイナッコの群れが遡上し、手長エビなどのベイトも活発な動きを見せるため非常にイージーな釣りを楽しめます。
2位にした表浜名湖ですが、このエリアは正直なところシーバスを狙わなくてももっと楽しめる釣り物が多いこと。もちろん「シーバスを釣りたい」という方で専門に狙っていただいてもいいのですが、青物やヒラメなど魅力的なターゲットも多く、また潮の速さから釣りのし辛さを感じるためこの順位にしました。えびすき漁のシーズンでも中浜名湖は実績があるため、やはりどのシーズンで言っても1位は中浜名湖と言えるでしょう。

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