浜名湖の中でも特に釣りがしやすい!網干場・舞阪漁港の釣り場紹介
日本国内でも有数の汽水湖である「浜名湖」。その中でも青物やヒラメをはじめとした海釣りの色が濃い表浜名湖におけるおすすめの釣り場「網干場」をメインに釣り方や釣れる魚、釣果情報などをピックアップしていきます。
- ポイント名
- 網干場・舞阪漁港
- 住所
- 〒431-0211 静岡県浜松市西区舞阪町舞阪4603 (地図を開く)
- 交通
-
・東名高速「浜松西IC」から、約30分。
・電車の場合は、最寄り駅が弁天島駅になり、
駅から徒歩20分ほどかかります。 - 駐車場
- あり
- トイレ
- あり
- コンビニ
- あり
- 飲食店
- あり
- 釣具店
- あり
- ファミリー
-
向いている
※向いているポイントとは、周辺設備+ライトなタックルで釣れる魚がいるかで判断しています。 - 禁止エリア
- 一部エリアで釣り禁止、または立入禁止
浜名湖のまとめ記事はこちらから御覧ください。
今回は青物やヒラメ、アジなどの「食べて美味しい」「釣って楽しい」魚をテーマに、思わず足を運びたくなるような「網干場・舞阪漁港」の魅力を余すことなく紹介します。
網干場・舞阪漁港をおすすめしたい理由
初めてを釣りをする方にも網干場・舞阪漁港は絶対におすすめです。その理由は次の3つ
①広々としたスペースがあるため、釣り場には困らない!
②1番ミオが絡むことから多くの魚が出入りをするため、一年を通して多彩な魚種を狙うことが出来る!
③トイレや駐車場などはもちろん完備!駐車場からも歩いてすぐ!
浜名湖にはおすすめの釣り場が何か所かありますが、かなりの好条件を揃えている「網干場・舞阪漁港」はおすすめの釣り場と言えます。
網干場・舞阪漁港で釣りをするなら押さえておきたいポイント
網干場・舞阪漁港は浜名湖と外洋(遠州灘)を繋ぐ玄関口に位置しており、浜名湖の1番ミオと今切口が絡むエリアです。
全体的に水深が浅い浜名湖の護岸際ですが、1番ミオに向かってキャストすることが出来る網干場・舞阪漁港は青物などの回遊魚を狙える釣り場として期待も出来ます。
また、インターチェンジからも近いことからアクセスは抜群です。
釣り場の近くには釣り具屋や宿泊施設、更にはコンビニなどもあるため遠方の方でも安心して釣りを楽しんでいただくことが出来ます。
網干場・舞阪漁港で釣りをするなら押さえておきたいポイント
それでは網干場・舞阪漁港で釣りをするならどこで釣りをすればいいのでしょうか?これは狙う魚や釣りのスタイルによって変わるため順番に見ていきましょう。
網干場と舞阪漁港の合流部
舞阪漁港自体は比較的大きな漁港ですが、そのほとんどの場所が関係者以外立入禁止になっています。ただ、網干場と舞阪漁港の合流部(左岸)は船着き場になっていないため、釣りが可能なポイントです。
この釣り場から道路を挟んですぐにトイレが有るため、家族連れの釣り人にとってはかなりおすすめです。また、嬉しいことにこの場所には春頃から港内に多くのアジやイワシ、サヨリなどの回遊があるため、サビキ釣りをするには絶好のポイントです。サビキ釣りだけではなく、アジやメバルなどライトタックルで狙うアジングもおすすめの釣り方。他にはシーバスやチヌ、キビレなどの魚も混じるため、ミノーやポッパーなどのルアーにも反応があります。
少し高くなっている突堤沿いは浮き釣りやヘチ釣りが盛んに行われており、チヌやキビレを狙う釣り人が多く集まる人気スポットです。とはいえ、かなり細い突堤なのでライフジャケットなどの救命具は必須。夏頃になるとタチウオの回遊なども始まるため、夜になると電気浮きが数多く並ぶのが毎年の行事になっています。
網干場の正面
次にご紹介するのもファミリーフィッシングにおすすめの釣り場、それが網干場の正面です。
見て分かる通り、広い岸壁が続いている上に目立った障害物などもないことから、誰にでも釣りがしやすいポイントです。
更に、この付近は比較的潮通しが良く(※むしろ良すぎるくらいなので、かなり重たい仕掛けを使うのを推奨)水深も深いため、岸壁周辺でも多くの魚種を狙うことが出来ます。
ヘチ釣りでチヌを釣り歩く釣り人の姿や、サビキ釣りや投げ釣りを楽しむファミリー層まで、幅広い釣り人から愛されるポイントと言えます。
ただ、難しいのが狙い目に乏しいところ。そのため、一か所で粘るというよりは手返しよく探り歩くような釣り方の方が釣果を伸ばしやすいと言えます。例えば、胴付き仕掛けでメバルやカサゴなどを狙う、ブッコミ釣りでチヌを狙う、メタルジグやバイブレーションでヒラメ・シーバス・マゴチ・青物ような釣り方など。逆にフカセ釣りや泳がせ釣りのように潮の流れに任せてしまうのも一つの手ではありますので、その辺りは狙いたい魚との相談といったところでしょうか。
ところどころに存在する沈みテトラの周辺では、チヌやグレの釣果が良く、専門に狙う釣り人であれば干潮時に沈みテトラを把握しておき、満潮前後を狙うといいでしょう。
網干場から今切口にかけて
網干場から今切口にかけてのエリアは、岸壁から続くテトラと「ヨウカン(ヨーカン)」と呼ばれる細い堤防が続きます。
このポイントは、テトラから釣りをする人はかなり少なく、多くの釣り人がこのヨウカン堤防から釣りをしています。
ヨウカン堤防から先は基本砂地が広がっているため、それだけを聞けばあまり根掛かりの心配はないと考えると思いますが、実は「釣り人が落とした無数の梯子」が海底にいくつもあり、一度根掛かりするとまず外すことは出来ません。
しかし、浜名湖でチヌやグレのフカセ釣りと言えばこの場所が一番有名なポイントであり、このヨウカンやテトラの周りには中型サイズのチヌやグレが良く群れています。もちろん年無しサイズのチヌが釣れることもありますが、かなり人気のポイントになるため、大型サイズは期待するほど釣れない印象があります。
ちなみに、テトラの上に置きっぱなしにされた梯子が何本もあり、そこからこの細いヨウカン堤防に渡るのですが、非常に危険なためファミリー層には絶対におすすめしないポイントです。
今切口 舞阪堤前の護岸
今切口にある舞阪堤は、対岸の新居堤と同様に立入禁止です。しかし、その手前までであれば釣りは禁止されていないためご安心ください。
※黄色い看板の先から立入禁止。未だに多くの釣り人が侵入していますが、このままの状況が続くと釣り禁止になる危険性が非常に高いため、堤防には入らないようお願いします。
このポイントは、テトラ周りを攻める釣りだけではなく、ミオ筋に向かってキャストすることが出来るため、青物やシーバス・ヒラメ・マゴチなどルアーで狙う釣り人も多くいます。
ただ、本当に流れが速いため仕掛けはかなり重いものを用意しておく必要があります。シーバス狙いでも30~40g前後のバイブレーションか、15g以上あるシンキングミノーをドリフトさせるような釣り方が主体になることから、シンペンなどを使った釣り方は全く向いていません。そのため、ルアーはある程度同じようなもので、レンジにより釣り分けるような釣り方をした方が釣果は伸びます。
その他おすすめの情報
えびすき漁とは、ここ浜名湖だけで出来る伝統漁です。夜の下げ潮に乗って流れてくるクルマエビやワタリガニを網で掬うという、他では考えられないような漁の仕方となります。
しかも、流れてくるのはエビやカニなどの甲殻類だけではありません。ホウボウ(カナガシラ)やコノシロ、ギマ、タコなど遊泳力が低い生物が続々と流されてくるため、多くの魚介類に出会うことが出来る不思議な体験が出来ます。
えびすき漁は体験をすることも出来るため、機会があれば是非一度体験してみてはいかがでしょうか?
網干場・舞阪漁港で釣れる魚
広大なフィールドである浜名湖を攻略するためにおすすめの釣り方をいくつかご紹介します。
浜名湖発祥のチニング「トップウォーター」で狙う年無しのチヌの釣り方とは?
浜名湖でもルアーフィッシングは盛んに行われています。特にチヌをトップウォーターで狙う釣り方は浜名湖が発祥の地とも言われており、大型のチヌがド派手にルアーめがけてアタックしてくる様子を楽しめるエキサイティングなゲームフィッシングです!
チニングには大きく分けてボトムゲームとトップウォーターゲームの2つがあり、いくら浜名湖でも状況によってトップウォーターに出ないこともあるため、そういった場合にはボトムを攻略するようにしましょう。
もちろん、チヌは餌釣りでも良く釣れるため、フカセ釣りやブッコミ釣りなどで狙うのも楽しいですよ。
浜名湖でヒラメ・マゴチを狙うには?
ヒラメとマゴチは一般的にそれほど釣り方に差がある訳ではありません。若干反応しやすいレンジに差はありますが、共に同じポイントで釣れる魚ですし、それほど意識をして狙わずともどちらも釣れるケースが大半です。
ただ、浜名湖の場合は若干違います。特にシーズンである夏頃にもなると、マゴチはかなり浅いエリアまで入ってきます。それに対しヒラメはやや深いエリアを好む(特にミオ筋)ため、ポイントにより釣り分けることが出来ます。
また、ベイトにも若干差があり、ヒラメはアジやキスを好んで捕食しているのに対し、マゴチは甲殻類やハゼなどを好んで捕食しています。
そういった違いはありますが、どちらも同時に狙う釣り方があります。
それが「ボトムワインド」の釣り。ボトムワインドはワームをダートさせて釣る方法で、突然ひったくられるようなバイトが最高に楽しい釣り方です。詳細について別で記事をまとめますが、この釣りに魅せられてしまうルアーマンも非常に多くいます。
初心者・ファミリーフィッシング向けの解説
面白い釣りとしてはタコ、タコは岩礁地帯に生息しているイメージが強くありますが、実は砂地に岩礁が絡むような場所を好む傾向にあるため、是非狙ってみたいターゲット!
タコ釣りに関してはこちらでご紹介していきますので、是非参考にしてください。
上級者向けの解説
元々魚食性の強いシーバスやヒラメといった魚も甲殻類を捕食していたりもするので、その辺りはしっかりと頭に入れておいた方がいいです。
チヌ・グレ狙いの方に向けたワンポイントアドバイス!
この周辺はチヌやグレであれば浜名湖でも随一の人気ポイントで、フカセ釣りを専門に狙う方が大半です。
ヒラメ・マゴチ狙いの方に向けたワンポイントアドバイス!
ヒラメも良く釣れるポイントで、ルアーや泳がせ釣りなどで狙うことは出来ます。ミオ筋のカケアガリ付近を攻め続ければ必ず結果がついてきます。
シーバス狙いの方に向けたワンポイントアドバイス!
シーバスであれば狙いたいのは舞阪漁港周辺。この付近は少し流れも緩やかになるため、かなりシーバス向きのポイントです。
特に夜釣りが効果的で、ルアーを潮の流れに乗せながらゆったりと巻いてくるのがポイント!
青物狙いの方に向けたワンポイントアドバイス!
今切口であればどこからでも狙うことは出来ますが、あいにく釣りが出来るのは立入禁止の看板手前までになるためルールは守りましょう。
やはり今切口手前のテトラからミオ筋を狙うような釣りがおすすめで、シーバスやヒラメと狙う場所はあまり変わりません。
基本的にはベイトとフィッシュイーターの回遊待ちをし、後はひたすらキャストを繰り返すのみ。
とにかく攻めるのが重要になりますので、あきらめずにキャストし続けましょう!
網干場・舞阪漁港付近の釣り場
網干場・舞阪漁港から約1.1km
日本国内でも有数の汽水湖である「浜名湖」。その中でも青物やヒラメをはじめとした海釣りの色が濃い表浜名湖におけるおすすめの釣り場「新居弁天海釣公園」をメインに釣り方や釣れる魚、釣果情報などをピックアップしていきます。
網干場・舞阪漁港から約7.9km
日本国内でも有数の汽水湖である「浜名湖」。青物やヒラメなどの海釣りの色が濃い表浜名湖をはじめ、淡水魚が入り混じるような奥浜名湖まで数多くの釣り場があります。今回はどこに行けば釣りたい魚と出会うことが出来るのか、思わず足を運びたくなるような浜名湖の魅力を余すことなく紹介します。
網干場・舞阪漁港から約7.9km
日本国内でも有数の汽水湖である「浜名湖」。その中でも青物やヒラメをはじめとした海釣りの色が濃い表浜名湖におけるおすすめの釣り場「砂揚場・新居漁港」をメインに釣り方や釣れる魚、釣果情報などをピックアップしていきます。