【永久保存版】野島公園で釣りをする全ての釣り人に送る「野島公園徹底攻略ガイド」
野島公園はアクセスの良さから横浜市の中でも特に人気のある釣り場として有名です。しかし、釣り場が広いため中々釣果に恵まれていない方も多くいませんか? そういった方に向け、今回は野島公園の釣行回数100回を超える「野島公園マスター」が遂に完璧な野島公園の釣り場解説を行いました!本人はウェーディングなども行い、徹底的に海底の状況などを把握することにも努め、その狙いは初心者から上級者まで役に立つこと間違いなし!是非ご一読くださいませ。
- ポイント名
- 野島公園
- 住所
- 〒236-0025 神奈川県横浜市金沢区野島町24 (地図を開く)
- 交通
-
電車:シーサイドライン「野島公園駅」より徒歩1分
車:有料駐車場が公園内にもあります - 駐車場
- あり
- トイレ
- あり
- コンビニ
- あり
- 飲食店
- 調査中
- 釣具店
- 調査中
- ファミリー
-
向いている
※向いているポイントとは、周辺設備+ライトなタックルで釣れる魚がいるかで判断しています。 - 禁止エリア
- 一部エリアで釣り禁止、または立入禁止
区を流れる河川には、二級河川の侍従川や宮川を始め、富岡川や六浦川など自然がまだ残る一方、週末になると多くの観光客が訪れる八景島シーパラダイスなど多種多様なレジャーを楽しむことが出来るスポットです。
そんな金沢区に位置する野島公園は、八景島の対岸にあり、横浜市最南部の平潟湾入口に浮かぶ小さな島の公園で、歌川広重に描かれた「野島夕照」でも知られています。
園内には、バーベキュー場、キャンプ場、野球場など複数の施設を備えています。展望台からは横浜の海はもちろん、房総半島や富士山まで360度の景色を眺めることができる他、園内には旧伊藤博文金沢別邸があり、横浜唯一の自然海浜も楽しむことができる公園として有名です。
漁業では良くマダイやタチウオ、アジなどが獲れる他、海苔の養殖も盛んに行われています。
この海苔の養殖場は「海苔ひび」とも呼ばれ、金沢漁港や八景島を背景にして海中から多くの竹竿が突き立てられている様子は、正に日本の古き良き風景とも言えるでしょう。
野島公園はアウトドア派の家族には最高の遊び場!初心者から上級者まで幅広い釣り人から愛される釣り場です
野島公園が面する平潟湾は、内海に面するため波が穏やかで遠浅の地形が広がっています。
海底は砂地が大半を占めていますが、ところどころにある岩礁が小型の甲殻類や動物性プランクトンを捕食するメバルやアジにとって絶好の隠れ家です。こういった場所では、海苔の外にもワカメを始めとした多くの海藻がひしめき合い、釣りをする際には根掛かりに注意が必要です。
他の注意点としては、遠浅であることから干潮時には釣りにならないポイントが多いこと。一部の上級者は干潮時付近の時合いを狙って釣りをしていますが、そういった方のほどんどは水に浸かって釣りをする「ウェーディング」を主体としています。この釣り方はいつもの堤防などからする釣りとは違い自然とダイレクトに触れることが出来る一方、非常に危険を伴う釣りでもあるため初心者には絶対におすすめ出来ません。
そのため、まずは野島公園全体で通用する時間帯である「満潮付近(特に上げと下げの7分)」を狙って釣りをすることが釣果を伸ばす秘訣と言えます。
野島公園で釣りをするならここだけは押さえておきたい!過去の釣果からみた実績のポイントを4つご紹介!
野島公園の基本的な攻略ポイントについて解説していきましたが、それぞれのポイントで釣り方が若干異なってくるためおすすめのポイントをランキング形式で見ていきましょう。
1位. 通称「モノレール下」
野島公園で釣りをする方にまずおすすめしたいポイント、それが通称「モノレール下」などと呼ばれている駅から金沢漁港に続く岸壁です。
このポイントがおすすめな理由としては、4つあります。
①東京湾からの潮が平潟湾に流れ込む際この水路を通ることになりますが、幅が狭くなっているため水の流れを生むことから潮通しが他のポイントに比較して圧倒的に良いこと。
②特にレギュレーションがないためどんな釣りでも楽しむことが出来ること。
③ヘチ釣りが出来るほど足元から水深がある数少ないポイント、かつ特に水路の中央付近は漁船の通り道「ミオ筋」になっているため地形的な変化にも恵まれていること。
④急な雨でもモノレール下だから濡れる心配がないこと。
⑤コンビニが近いこと。
これだけを聞いてもこのポイントが最も人気であることが良くわかっていただけると思います。
より具体的なお話をすると、水深があるためアジやサバを始めとする小型の回遊魚が多く、そういった魚を餌にするシーバスやタチウオなどの大型回遊魚の釣果実績に恵まれていることでしょうか。
そのため、サビキ釣りやヘチ釣り、投げ釣り、ルアーフィッシングなど様々な釣りで魚たちを狙うことが出来ます。
2位. 平潟湾プロムナード
野島公園のある小さな島と「金沢八景駅」を結ぶ「夕照橋」。
この夕照橋から金沢八景駅までの平潟湾に面した海岸線を「平潟湾プロムナード」と呼び、この平潟湾プロムナードで釣りをすることが出来ます。
このポイントがおすすめの理由は先ほどご紹介したモノレール下に通じるものがあり
①特にレギュレーションがないためどんな釣りでも楽しむことが出来ること。
②ヘチ釣りが出来るほど足元から水深がある数少ないポイント、かつ「侍従川の河口」になっているため地形的な変化にも恵まれていること。
③釣り場が広いため非常に釣りがしやすいこと。激戦区であるモノレール下は時に入れないこともあるため、初めから平潟湾プロムナードで釣りをする人も多くいます。
④コンビニが近いこと。
釣果でみるとモノレール下ともそれほど遜色がなく、このポイントにもタチウオが回遊してくることが確認できています。
また、シーバスをオカッパリから狙いたいシーバスアングラーにとってはこちらの方がむしろ有利なポイントです。特にベイトはボラ(ハク・イナッコ)やゴカイ(バチ)などが中心で、アジなどの回遊もありますがそれよりはそういったベイトを中心に考えた方が釣果を伸ばしやすいことが多くあります。
アクセス方法としては、ファミリマートを背にして、護岸に入ることが出来ます。
3位. 乙舳海岸
ストリートビューがなかったため、古い資料ですがこちらの画像からご確認ください。
手前の釣り人がいるあたりが旧堤、奥の長い堤防が新堤(立入禁止)です。堤防というよりは石畳に近い場所で、春になると多くの人が訪れる潮干狩り場にもなっていることからも分かる通りかなり浅い場所です。底はほぼ全面が砂地になっていますが、堤防周りにベイトフィッシュであるアジやハゼなどを目視できるほど数は多くいます。
旧堤は少し崩れかかっていますが、特に立入禁止や投げ釣り禁止などもないため、シーバス狙いの方やチヌ狙いの方におすすめです。ただ、満潮になると沈みかかるためあまり無理をしない方がいいでしょう。
その他釣りが出来るポイントで言えば、立入禁止である新堤の手前には2~3人ほど入ることが出来るポイントもあります。ここは海底に岩礁が広がっているため根掛かりに注意が必要ですが、メバルやシーバスの実績ポイントであるため空いていたらおすすめの釣り場です。
一部の上級者がウェーディングするスポットの大半はこちらになります。既に注意喚起はしてありますが、釣行する際は「ライフジャケット」「エイガード」など安全装備を忘れないことが重要です。
是非「ウェーディングの解説」を読んでいただき注意点や安全装備の確認を行ってくださいね。
4位. 旧伊藤博文金沢別邸~海苔棚
海苔の養殖が行われている場所の目の前に位置するため、釣り人からは「海苔棚前」や「旧伊藤博文金沢別邸前」などと呼ばれているポイントです。
残念ながら投げ釣りが禁止されていますが、アンダーハンドキャストの釣りは認められています。
かなり水深が浅い場所ではありますが、手前にはゴロタが敷き詰められているため、メバルやシーバスなどの釣果が見込めるポイントです。
このポイントを攻略したいのであれば、間違いなく「ウェーディング」主体の釣り方が有利です。特に潮の流れや風の影響で手前にゴミがたまってしまうことが多く、そういった場合にはそもそもウェーディングでなければ釣りが出来ないほどです。
もちろんウェーディングであれば特に投げ釣り禁止などもないため、この付近を狙う上級者の皆様は是非ウェーディングをおすすめします。
5位. キャンプ場前
投げ釣りが禁止されていますが、アンダーハンドキャストの釣りは認められています。浅い場所ではありますが、手前にハゼやアジ、メバル、シーバスなどが寄ってくるため釣果は多少見込めます。
しかし、このポイントはキャンプ場で宿泊するキャンパーがキャンプついでに楽しむ程度の釣り場。釣りを専門にする方であればこれまでご紹介した4つのポイントの方が圧倒的に実績があります。
野島公園で釣れる魚
アジ
・シーズン:通年を通して狙うことが出来ます。春になると多くの家族連れで楽しむ風景をよく見かけます。
・釣り方:サビキ釣り、ワーム など
・水温:エサを捕食する適水温が10~20度と非常に幅が広いため、北海道以南であれば比較的年中釣ることが出来ます。ただ、群れで生活しているため回遊のありなしは良く確認するようにしましょう。
シーバス
・シーズン:ほぼ通年狙うことが出来ますが、冬場は沖で産卵するため港湾部で釣るのは難しくなりますが、バチ抜けシーズンが早いところや大型河川の河口部は非常に早くから釣ることが出来ます。
・釣り方:ルアーフィッシングまたはウキ釣り など
・水温:適水温は15~18度ですが、夏場でも積極的にベイトを追っている姿を良く目にします。
タチウオ
・シーズン:4月~12月
・釣り方:メタルジグ(ジグサビキを含む)、ワインド釣法、テンヤなど。
・水温:エサを捕食する適水温が13~18度くらいのため、それくらいの水温が一番釣りやすい。ただ、このエリアは潮通しがいいため真夏でも狙うことが出来ます。
ロックフィッシュ:メバル、カサゴ、ムラソイ、アイナメなど
・シーズン:通年狙うことが出来ます。春と秋が最も釣れますが、釣り物が少なくなる冬場に狙う方が多くなります。根魚は本当においしい魚なので、20cm以上があればキープしてお刺身や煮つけを楽しみましょう。(ただし、持ち帰りすぎは注意!)
・釣り方:落とし込み(ヘチ釣り)、ワームなどの小型ルアー など
・水温:エサを捕食する適水温が12度~16度くらいのため、それくらいの水温が一番釣りやすい。夏場は適水温や産卵などの関係により大型の個体が減少するため、他の釣りを楽しみましょう。
チヌ
・シーズン:通年狙うことが出来ます。春と秋が最も釣れますが、食味が一番いいのは冬。特に寒グレは本当においしい魚なので、20cm以上があればキープしてお刺身を楽しみましょう。(ただし、持ち帰りすぎは注意!)
・釣り方:落とし込み(ヘチ釣り)、フカセ釣りなど。
・水温:エサを捕食する適水温が13~23度くらいのため、あまり意識しなくても良い。ただ、「あまりに寒い日や暑い日は避けるようにする」くらいのつもりで十分です。
ハゼ
・シーズン:ハゼは冬を除くほぼ1年中狙うことが出来ます。3~5月ごろに釣れはじめ、 6~9月になると少しずつサイズアップして釣りやすくなります。
・釣り方:投げ釣り、ちょい投げ釣り など
・水温:適水温は15度〜25度とかなり幅広いです。
初心者・ファミリーフィッシング向けの解説
立入禁止の新堤に子連れで入っている方を見かけますが、子供に悪影響のため絶対にやめてください。
上級者向けの解説
野島公園付近の釣り場
野島公園から約1.6km
神奈川県金沢区の八景島へ通ずる東京湾岸道路の下の護岸が釣り場になっています。八景島周辺の釣り場としてはそれほど知名度がないため、穴場ではありますがかなり実績のポイントです。足場は良く、アジ、サバなどのサビキ釣りなども出来るため、ファミリーフィッシングにも向いています。
野島公園から約1.9km
2019年の台風の影響で立入禁止されていましたが、2021年より再開しました。横須賀市の長浦港にあり、釣り人からは「アイクル裏」とも呼ばれています。柵やベンチなどが設置され、さながら海釣り公園のような釣り場です。
野島公園から約3.2km
長浦港は神奈川県横須賀にある港で、穴場的な釣り場です。千葉県にも同名の港があるので注意して下さい。ハゼ、メバル、セイゴ等が釣れるため、ヘチ釣りやメバリングがおすすめです。
野島公園から約3.4km
メバルやチヌ、シーズンになるとかご釣りなどで人気だった「福浦岸壁」が「金沢水際線緑地」として新しく生まれ変わりました!果たして釣れる魚や施設はどの様に変わったのか?最新の情報をお届けします!
野島公園から約3.7km
長浜水路は神奈川県金沢区にある護岸で、福浦岸壁南の釣り場です。※防潮壁工事中のため立入禁止との情報があります。立ち入りには注意して下さい。人気のないスポットなので穴場です。