【茨城県】波崎新港 (波崎漁港) の釣り場解説 | 釣れる魚や釣り方、釣り禁止情報など
波崎新港は広大な釣り場で、特に製氷所前が足場もよくファミリーフィッシングにも向いています。利根川河口付近ではシーバスやマゴチ、ヒラメといった大型のフィッシュイーターも狙うことが出来るため、初心者~上級者まで幅広いアングラーが楽しむことが出来るポイントです。

- ポイント名
- 波崎新港 (波崎漁港)
- 住所
- 〒314-0407 茨城県神栖市波崎新港 (地図を開く)
- 交通
-
JR総武線・銚子駅より波崎海水浴場方面行きのバスに乗り、「リバーサイド公園」バス停下車。 車:東京方面からの場合は東関東自動車道「佐原香取IC」より1時間
- 駐車場
- あり
- トイレ
- あり
- コンビニ
- あり
- 飲食店
- 調査中
- 釣具店
- あり
- ファミリー
-
向いている
※向いているポイントとは、周辺設備+ライトなタックルで釣れる魚がいるかで判断しています。 - 禁止エリア
- 一部エリアで釣り禁止、または立入禁止
茨城県神栖市波崎にある波崎新港 (波崎漁港)は、利根川の最河口部に隣接する広大な港です。
休日になると多くの釣り人が訪れる人気の釣り場としても知られている他、付近には波崎海水浴場や市場もあるため非常に活気があります。
そうした観光業が栄える波崎を支えてきたのは、やはり利根川の存在が強く影響しています。
社会の授業などで知っている方も多くいらっしゃると思いますが、利根川は茨城県と千葉県の県境を流れ、長さが全長およそ322km、日本では信濃川に次いで2番目に長い河川です。
しかし、現在の利根川は人工的に作られたことまではご存じでしょうか?
江戸以前は東京湾に注ぐ河川でしたが、徳川家康が始めた後に「利根川の東遷、荒川の西遷」とも呼ばれる大規模な河川工事によって現在の利根川の姿があります。
この様にして歴史と深く関係している利根川ですが、もちろん現在でも多くの水産資源に恵まれた重要な河川です。
近年になってからは不漁ですが、以前はシジミやウナギなど日本人の食卓に欠かすことが出来ない食材が獲れることで有名。
これは豊富な栄養素が流れ込む河川ならではで、利根川の中流~河口にかけて多くの船着き場が存在しています。
釣り場としてみた「波崎新港」のポテンシャルとは?ランキング形式でご紹介!
波崎新港(波崎漁港)は駐車スペースが広く、車を横づけして釣りができるようなポイントもあります。また、どのポイントも基本足場がよく、ファミリーフィッシングに最適な釣り場と言えますが、トイレは近くにある公園などでしなければいけません。
漁業関係の船着き場になっているため、漁業関係者の迷惑にならないこと、船の近くでは釣りをしないなどのルールを守って釣りを楽しんで下さいね。
波崎新港で人気No1のポイント「製氷所前」
波崎新港の中央に位置する「はさき漁協魚市場」の前が、通称「製氷所前」と呼ばれるポイントです。(道路の向かいには製氷所もあります)
多くの船が停泊していることから、絶対に漁協関係者の迷惑にならないようにしなければなりませんが、波が穏やかで足場もよいため非常に釣りがしやすいです。
この付近ではサビキ釣りや投げ釣りを楽しむ方が多く、ファミリーフィッシングなどにも最適です。狙いはアジやイワシ、サバなど小型の青物が中心ですが、投げ釣りなどをしていればカレイやイシモチなども釣れています。
ベイトを追ってシーバスやヒラメ、青物などが港内に入ってくることもあるため、サビキ釣りで釣った魚で一本泳がせ釣りをしておくと意外な大物が釣れることもあります。
波崎新港で人気No2のポイント「港内の突堤」~「西側の堤防」
波崎新港の港内に2つある突堤もファミリーフィッシングから人気のポイントです。
製氷所前と釣れる魚はほぼ同じですが、先端付近までいくと若干潮の流れが早くなるため、チヌやシーバスなどより大型の魚を狙う釣り人から人気があります。サビキ釣りにも有望なポイントになるため、製氷所前で釣れないときには移動する先としてピッタリですね。
更に、この2つの突堤を囲うように伸びた西側の堤防へと続くのですが、ここまで来ると外海に面しているため大型の回遊魚に期待が出来ます。
アベレージサイズこそやや小さいもののカンパチ(ショゴが中心)やブリ(ワカシ~イナダが中心)が中心ではありますが、時に80cmを超えるサイズも釣れているためポテンシャルは非常に高いです。他には、テトラポットの周りではカサゴやチヌなどを狙うこともできますし、少し投げれば海底は砂地が広がっているため、カレイやヒラメといったフラットフィッシュの実績もあります。
ただ、海水浴場側はそれほど水深もないため、基本的に釣りが出来るのは風車周りの足場が良い港内、危険は伴うもののテトラポットからの釣りになります。
波崎新港で人気のポイント「東の突堤(製氷所奥)」~「利根川河口」
製氷所前から続く港内はサビキ釣りや投げ釣りを楽しむ方が多く、車が横付けできる場所もあるため人気があります。
外洋側も足場がいいため泳がせ釣りやルアーで青物やヒラメなどを狙うことも出来ますが、このポイントはシーバスアングラーからも非常に人気のあるポイント。港湾部との反対側は利根川の河口部で汽水域を形成していることから、バチ抜け・稚鮎・コノシロなどシーズン毎のベイトも豊富、シーバスにとっては絶好の生息域と言えるでしょう。
その他おすすめの情報
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波崎新港 (波崎漁港)で釣れる魚
・シーバス:利根川からの流れ込み部にベイトとなるアジの回遊が多い。特定のストラクチャーがないため、バイブレーションやミノーで広範囲に探るといい。 ・チヌ:前打ちでも良く釣れるが、河口側でのウキ釣りをおすすめしたい。ベイトは様々で、堤防際についたイガイやエビ・カニ・ゴカイだけでなく、時には小魚まで食べていることから前打ちでは少し狙いが難しいため、ウキ釣りでゴカイを流し込むのが最も効率的に狙うことが出来る。 ・ヒラメ/マゴチ:ルアーで狙うことももちろん出来るが、サビキやワーミングで釣ったアジなどを泳がせて釣る方が断然釣れる。ベイトのいるところにいるため、釣れた場所の周辺に仕掛けを投入するようにしよう。
初心者・ファミリーフィッシング向けの解説
製氷所前が一番おすすめのポイント。サビキ釣りでイワシやアジ、サバの他、ショゴ(カンパチの幼魚)などの魚が狙える他、冬場になればカサゴやカレイなど手軽で美味しい魚が狙えます。 港内の突堤もファミリーフィッシング向けのポイントです。
上級者向けの解説
西側の堤防は青物(ソウダガツオ・イナダ)やヒラメが良く釣れるポイントです。南東側の堤防では、特に利根川に近いエリアでシーバスが高いです。
波崎新港 (波崎漁港)付近の釣り場
波崎新港 (波崎漁港)から約0.2km
波崎かもめ公園の目の前にある歩道から釣りをすることが出来ます。ハゼ釣りの実績ポイントですが、他にもシーバスやマゴチ、カレイ、ヒラメなどが混じることもある面白い釣り場です。
波崎新港 (波崎漁港)から約1.1km
千葉県房総半島の最北端に位置する銚子港は、茨城県との県境を流れる利根川の河口にある釣り場です。足場がよく、車が横付けできるためファミリーフィッシングにおすすめです。ベテランアングラーの方は、泳がせ釣りやルアーなどでヒラメやマゴチ、シーバスなども狙うことが出来るため、幅広い釣り人から愛されている釣り場と言えます。
波崎新港 (波崎漁港)から約1.4km
波崎海岸は海水浴シーズンこそ釣り禁止ではありますが、それ以外のシーズンではシロギスやイシモチ、ヒラメなどを狙って釣りをすることが出来ます。駐車場のキャパシティは広く、ファミリー層からベテランまで楽しめる釣り場です。
波崎新港 (波崎漁港)から約2.2km
千葉県房総半島の最北端に位置する銚子外港は、茨城県との県境を流れる利根川の河口にある釣り場です。銚子漁港と比べると外海に面していることから大型のヒラメやマゴチ、青物なども狙うことが出来るため、ベテランアングラーからは非常に人気があります。
波崎新港 (波崎漁港)から約2.7km
黒生港は千葉県銚子市にある漁港で、茨城県の中でも非常に人気がある一方、立入禁止も多くある釣り場です。駐車場から近くで釣ることも可能で、ファミリーからベテランまで楽しむことが出来ます。