【茨城県】日立地区の釣り場｜日立港なぎさ公園・茂宮川河口・久慈川河口

日立港（ひたちこう）とは、かつて茨城県日立市に存在した港湾です。2008年12月25日、常陸那珂港、大洗港と統合され「茨城港」に改名、独立した港格が消滅しました。

日立港の釣り場と言えば
・日立港第3埠頭（日立港なぎさ公園を含む）
・日立港第5埠頭（久慈川河口）
などが人気の釣り場でしたが、日立港エリアが全域釣り禁止となったため、現在では釣りをすることが出来ません。

※一部、インターネット上の情報では第5ふ頭だけは釣りができるような記事はありますが、明確に釣り禁止となっていますので釣り目的での立ち入りはしないようお願いします。

◆釣り禁止の記載
茨城県港湾施設管理条例 第4条7項 該当
https://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/o400RG00000987.html

～以下、引用～
第4条　港湾施設においては，次の各号のいずれかに掲げる行為をしてはならない。ただし，知事の許可を受けて第4号から第8号までのいずれかに掲げる行為をする場合は，この限りでない。
(1)　港湾施設をき損すること。
(2)　法第37条の11第1項の規定に基づき知事が指定した区域以外の区域に存する港湾施設において，みだりに，船舶その他の物件で知事が指定したものを捨て，又は放置すること。
(3)　国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律(平成16年法律第31号)の規定に基づき知事が設定した制限区域内に，正当な理由なく立ち入ること。
(4)　知事が禁止した区域で火気を使用すること。
(5)　係留施設において爆発物その他の危険物(港則法施行規則(昭和23年運輸省令第29号)第12条に規定するものをいう。)を積載した船舶を係留し，又は荷役すること。
(6)　前号の爆発物その他の危険物を使用し，又は蔵置すること。
(7)　港湾施設をその目的以外の目的に使用すること。
(8)　前各号に掲げるもののほか，港湾施設の機能を妨げ，又は損傷するおそれがあると認められるものであつて規則で定める行為をすること。
(昭39条例48・昭46条例13・平4条例39・平12条例42・平16条例33・平16条例43・平29条例21・一部改正)

と、前置きが長くなってしまいましたが、日立地区で釣りがしたい方に向けて釣り場をご紹介していきます。

旧日立港エリア（現、茨城港の一区画）で釣りをすることが出来る場所はあるのでしょうか？

答えはあります。茂宮川の河口～下流や久慈川の河口～下流あたりは、以前と変わらず釣りをすることが出来ます。

茂宮川 河口の釣り場

足場の良い護岸があるため、ファミリーフィッシングも可能な釣り場です。

大型の魚を狙いたいのであれば、チヌやシーバス、マゴチがメインのターゲットになります。ファミリーフィッシング向けの魚としては、ハゼや稚鮎、アジなど。後、面白いところではウナギ狙いも是非一度は試してみたいところ。

中規模河川になるため青物やヒラメにはほとんど期待できないものの、シーバスの魚影はかなり濃く、またオカッパリから釣りをすることが出来るため人気のポイントです。

久慈川 河口～豊岡海岸サーフスポットの釣り場

久慈川の河口の先端にある小規模な堤防は、現在立入禁止の看板があるため釣りは出来ませんが、久慈川の河口部と豊岡海岸サーフスポット（夏場は釣り禁止）は釣りをすることが出来ます。どちらもかなり有望なポイントで、ルアーフィッシングをされる方であればメインに出来る釣り場です。

まず、久慈川の河口について簡単に触れていきますが、こちらのポイントでは主にオカッパリからの投げ釣りやシーバス狙いのウェーディングがおすすめ！

久慈川のシーバスはこの付近でもかなり有名なポイントで、ランカーサイズにも期待できる絶好のポイントです。狙い目としては、堤防の前には大きな中州があるためこの付近のカケアガリを通していくようにしましょう。

「ウェーディングはハードルが高いよ。。。」という方は、第5ふ頭の裏手にある河口部ではオカッパリからも釣りが出来る場所もあるためそちらに行きましょう。シーバス以外にも、イシモチ・シロギス・アイナメ・カレイといった海水魚が釣れるためファミリーフィッシングにも比較的向いています。（トイレ事情などは一旦置いておきますが）

他にも、チヌやマゴチ、時には青物も小魚を求めて入ってくるため、非常にバリエーション豊かな釣りを楽しめます。

次に、豊岡海岸サーフスポット側（夏場は釣り禁止）になりますが、こちらはより塩分濃度が高いため青物（ショゴ、イナダなど）やヒラメ狙いで釣りをする方がなど、河口では狙って釣るのが難しい魚も狙うことが出来ます。もちろん、キスやイシモチなどを狙うことも出来るのですが、波が荒いためかなりの遠投が必要になりますのであまりおすすめは出来ません。（とは言え、釣れれば結構サイズは揃いやすいので専門で釣りする方もいらっしゃいます）

日立港なぎさ公園で過去釣れていた魚とは？

日立港なぎさ公園は、駐車場やトイレがあり、公園から伸びる突堤には安全柵も設置されていたため、子供連れでファミリーフィッシングを楽しむことが出来る釣り場でした。

釣り場は2つの突堤と公園岸壁のどちらからでも釣りをすることが出来たため、あまり釣り座に困るようなことはありませんでした。 釣れる魚は、ハゼ、アジ、イワシ、稚鮎、カレイ、アイナメ、アナゴ、メバルと、多くの魚種に恵まれた釣り場でした。 瀬上川の流れ込みには特に多くの魚が集まり、春頃には稚鮎やハゼ狙いの釣り人で賑わっていました。他には、秋になるとショゴの群れが入ることもあり、泳がせ釣りなどもすることが出来ました。

日立港なぎさ公園の今後について

日立港全域で、新型コロナで立入禁止や、港湾関係者以外立ち入り禁止の看板が設置されています。つまり、新型コロナ問題が終われば入れるようになる釣り場もあるか・・・？と言われれば、答えはNo。そもそも以前から釣り人のマナーが良くないことで知られていたエリアで、正直なところこのままオカッパリからの釣りがNGになる可能性が極めて高いスポットです。 更に、コロナ問題で釣り自体が規制されている中でも、平然と柵を壊したりして侵入する釣り人が後を絶たないため、このまま解放されないというのが現実的な見通しです。

久慈川の河口であれば、国道245号線より上流部側。茂宮川 河口は全面足場がいい護岸が広がっています。子供にマナー違反をさせないよう、これからは河口域で広々とした楽しい釣りを楽しんでください。

特に人気があるのはヒラメ、マゴチ。非常に良く釣れる釣り場で、このエリアでは圧倒的におすすめです。もちろん、シーバス狙いや青物狙いの方にもおすすめのポイントになるため、足場に注意しながら是非大物を狙ってください！