【2024年最新】東京湾バチ抜け情報|予想&結果を大公開(2/12更新))
2024年になり遂に始まったバチ抜けシーズン。SNSなどでも連日の様に多くのアングラーが釣果情報を載せる一方、肝心のバチ抜けしている場所が特定できず、苦戦している方はいらっしゃいませんか?そこで、今回はJPCMAPのメンバーが東京湾のポイントを全て周り、実釣した結果をご紹介していきます。
バチ抜けの最新情報をお届けするため、例年バチ抜けが起きるか日夜東京湾奥の釣り場を複数人で調査しているJPCMAP調査班。
昨年書いた記事が非常に多くの方から好評をいただいたこともあり、今年もやりましょう「ズバリ、2024年の東京湾バチ抜け予想&結果報告」コーナー!それではどうぞ!
2024年1月のバチ抜け予測と結果について
1月は運河などでバチ抜けが発生しないため、主に東京湾のメジャー河川(隅田川、荒川、旧江戸川、中川、多摩川、鶴見川の計6河川)をメインに調査しています。時間は満潮後1時間~3時間にかけての「最もバチ抜けが期待できる時間」であり、このタイミングでバチ抜けしない以上、ほぼバチ抜けしないと断言することが出来ます。
調査対象と結果
- 1/11~1/16:バチ抜けの早い中川、荒川、鶴見川が注目のポイント!多摩川、旧江戸川、隅田川などは不発の予想。
→結果:かなりキツめの寒波が来ていた上に爆風だったこともあり、バチ抜けの確認が結構難しくありました…とは言え、隅田川を除く河川ではバチ抜けを確認しましたが、まだ本格的なバチ抜けには遠い印象です。それ以外では、千葉県の養老川でも釣りをしてみましたが、バチ抜け自体は目視出来なかったもののノガレでも釣れたので実際にはバチ抜けしていそうです。
→釣り方:あまりボイルなどもないためボトムを丁寧にシンペンで探るような釣り方で結果が出ています。 - 1/26~1/31:バチ抜けの早い中川、鶴見川が注目のポイント!多摩川、旧江戸川、隅田川などは不発の予想。
→結果:北風の影響もあってか、正直なところ鶴見川が今年はかなり期待外れ。とりあえず1/25~1/30にかけて調査をしていますがほぼバチ抜けはしていない状況です。中川と荒川は一応バチ抜けしており、それなりに魚もついているため好調!後は、多摩川でもバチ抜けを確認出来たため、少し例年とは異なる結果になりました。
→釣り方:段々と表層でも反応があります。ただ、反応がない時にはボトムを丁寧にシンペンで探るような釣り方で結果が出ています。
考察
例年に比べると、明らかに今年は全体的にバチ抜けが早かったためか、まとまった量のバチが流れていない様子。
昨年の12月から調査をしていましたが、例年に比べると明らかに気温が高く、本来であれば12月の多摩川という例年であれば地獄のようなフィールドでも実際にバチ抜けしている様子を確認出来ていたほど、今年は異例です。(ビッグベイトで釣りをしていましたが、数匹程度流れてきました。ビッグベイトは惨敗でしたが…)
1月前半の潮はバチ抜けパターンでランカーを狙うことが出来るのですが、この状況では狙ってランカーを釣るというのは少し難しいように思います。ただ、逆にバチ抜けパターンを外したディープエリアを攻めるベイトパターンや、ボトムのハゼパターンなどではランカーの釣果もあがっているため、荒川と中川以外はあまりバチ抜けに固執しない釣りをするのが現状は良さそうです。
ちなみに、今年は中流域にも大型のシーバスが残っているようで、いつもなら「バチ抜けしてもサイズが出ない・・・」といった中流域ならではの悩みもなく、非常にストレスフリーな釣りが出来ています。この機会に、是非色々なポイントを回ってみるのも面白いのではないでしょうか?
1月にシーバスを釣りたいならこれだけは持っていきたいルアーBest5
年々多くの商品が登場するバチ抜けルアーの中から実績のあるルアーを4つ、加えてバチパターンとハゼパターンやアミパターンを兼用しやすいものからピックアップしました。
1位. Pickup ノガレ120f
※画像を選択すると、Amazonの商品選択画面に入ります。
現在、バチ抜けNo.1ルアーとしても名高いノガレ。現在もその人気、実力は共にNo.1の結果を出しています。飛距離こそ物足りませんが、波風があまりない日や魚が岸際に寄っている状況であれば持っているか持っていないかで釣果は雲泥の差です。使い方についてはノガレで圧倒的な釣果を叩き出すセンメイ氏に書いていただいた解説は目を通しておきましょう!
2位. フィール150SG
※画像を選択すると、Amazonの商品選択画面に入ります。
1月から2月は特に強風が吹き荒れることも多く、その中でも結果を出したいのであれば "比較的重量のあるルアー" でボトムをしっかりトレースすることが攻略の糸口!だからこそ推したい一品がPazdesignから発売されている「フィール150SG」です。
人気は120mmの方があるように思いますが、120SGでも10gしかないため、強風の場合や魚が沈んでいるケースでは150SGの方が圧倒的に強い!他のシンペンにはない、絶妙なサイズと重量のバランスが本当に頼もしい限りです。
フィール150SGが強いシチュエーションで言えば、以前はローリングベイトが代表格でした。ただ、やはりアクションやシルエットから言えばバチに対しては少しオーバーなため、今ではもっぱらフィール150SGばかり使うようになったほどの釣果を出してくれたルアーです。
3位. Daiwa ヒソカ120f
※画像を選択すると、Amazonの商品選択画面に入ります。
ノガレで釣れない、釣り辛い状況をカバーしてくれるのがダイワから発売されているヒソカ。重量の割に飛距離はそれほどでもありませんが、風に強い点はかなり好印象。ダウンに入れてもほとんどロールしかしないため、河川の強い流れの中でもしっかりと魚を誘うことが出来ます。
使い方についてはバチ抜けの基本の通り、センメイ氏に書いていただいた解説は目を通しておきましょう。
4位. エクリプス バロール90/130
※画像を選択すると、Amazonの商品選択画面に入ります。
圧倒的な飛距離、それは河川において間違いなく釣れるキーワード。それを体現しているのがエクリプスから発売されている「バロール」です。
サイズは90mmと130mmの2つありますが、人気は130mmの方があるもののおすすめは90mm。
バチ抜けの実績はもちろんのこと、バチ抜けが不発の際にアミパターンにも対応できるため90mmの推奨しています。とは言え、中々入手が難しいルアーになるため130mmも見かけたら即買いで間違いありません!使い方についてはバチ抜けの基本の通り、バロールの生みの親でもある前田プロのありがたい解説がピッタリです。
5位. 邪道 ヨレヨレ80/68
※画像を選択すると、Amazonの商品選択画面に入ります。
バチ抜けが発生していない場合、ボトムを攻略しにいくのが冬の釣り。そこで登場するのが「邪道 ヨレヨレ」です。サイズは80と68(ヨレヨレミニ)の2つがありどちらも非常に良く釣れるルアーですが、河川などの大規模なポイントを撃っていく場合には80だけで問題ありません。
他、ボトムを狙う選択肢としては、バイブレーション、ワーム、ローリングベイトなどがありますが、ヨレヨレでカバーできる魚が多いことから、是非一本は持っておきたいルアーとして紹介させていただきました。
使い方については、一度ボトムまで完全に落とし、リーリングスピードとロッドの角度だけでレンジキープをするようにすれば問題ありません。
2024年2月のバチ抜け予測と結果について
徐々に気温が回復してくるため、急な寒波が来ない限りほぼ全ての河川でバチ抜けが起きます。特に、この時期は旧江戸川の河口や荒川の下流~河口で90cmアップが出ることも多く、バチ抜けとしてはサイズが一番狙いやすいシーズンです。
また、一部の運河でもバチ抜けが起きるため、アーバンサイドな釣りを楽しみたい方もそろそろ始動してもいいのではないでしょうか!?
調査対象と結果
- 2/10~2/15:メジャー河川ではほぼ全てのポイントでバチ抜けが発生する見込み。前回の潮でバチ抜けした運河はほぼ間違いなくシーバスが付きます。
→結果:2/10、2/11と連続して計測を実施。例年ならこのタイミングで調子が出てくる多摩川、旧江戸川は不発。ただ、中川や荒川などから遅れていた鶴見川もやっとバチ抜けしているのを確認しました。 - 2/25~3/1:メジャー河川ではほぼ全てのポイントでバチ抜けが発生する見込み。前回の潮でバチ抜けした運河はほぼ間違いなくシーバスが付きます。
→結果:今後の調査は行いますが、ほぼ確実に全域でバチ抜けするのは間違いありません。仮に目視できなかったとしても、ほぼバチパターンは成立するためしっかりと対策していきましょう。
考察
例年最盛期を迎える2月。河口付近が強い1月に比べ、中流~下流域にかけてもかなりのシーバスが遡上してきます。
今年も魚自体は中流~下流域に入ってはいるものの、肝心のバチ抜けがほとんどないため別のテクニックが必要になる、非常にシビアなシーズンになっている印象です。もちろん、中川や荒川などは例年通り結果が出ているので、釣り場に近い方は美味しい思いができるでしょう。
これで今季の予想はほぼ完了、2月後半の潮か3月前半の潮で残る旧江戸川と多摩川でバチ抜けを確認することができるでしょうから、以降は是非ご自身の目で確認してみることをおすすめします。
2月にシーバスを釣りたいならこれだけは持っていきたいルアーBest5
2月も基本的には1月と似たようなルアーがおすすめです!
1位. Pickup ノガレ120f
※画像を選択すると、Amazonの商品選択画面に入ります。
現在、バチ抜けNo.1ルアーとしても名高いノガレ。現在もその人気、実力は共にNo.1の結果を出しています。飛距離こそ物足りませんが、波風があまりない日や魚が岸際に寄っている状況であれば持っているか持っていないかで釣果は雲泥の差です。使い方についてはノガレで圧倒的な釣果を叩き出すセンメイ氏に書いていただいた解説は目を通しておきましょう!
2位. フィール150SG
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1月から2月は特に強風が吹き荒れることも多く、その中でも結果を出したいのであれば "比較的重量のあるルアー" でボトムをしっかりトレースすることが攻略の糸口!だからこそ推したい一品がPazdesignから発売されている「フィール150SG」です。
人気は120mmの方があるように思いますが、120SGでも10gしかないため、強風の場合や魚が沈んでいるケースでは150SGの方が圧倒的に強い!他のシンペンにはない、絶妙なサイズと重量のバランスが本当に頼もしい限りです。
フィール150SGが強いシチュエーションで言えば、以前はローリングベイトが代表格でした。ただ、やはりアクションやシルエットから言えばバチに対しては少しオーバーなため、今ではもっぱらフィール150SGばかり使うようになったほどの釣果を出してくれたルアーです。
3位. Daiwa ヒソカ120f
※画像を選択すると、Amazonの商品選択画面に入ります。
ノガレで釣れない、釣り辛い状況をカバーしてくれるのがダイワから発売されているヒソカ。重量の割に飛距離はそれほどでもありませんが、風に強い点はかなり好印象。ダウンに入れてもほとんどロールしかしないため、河川の強い流れの中でもしっかりと魚を誘うことが出来ます。
使い方についてはバチ抜けの基本の通り、センメイ氏に書いていただいた解説は目を通しておきましょう。
4位. エクリプス バロール90/130
※画像を選択すると、Amazonの商品選択画面に入ります。
圧倒的な飛距離、それは河川において間違いなく釣れるキーワード。それを体現しているのがエクリプスから発売されている「バロール」です。
サイズは90mmと130mmの2つありますが、人気は130mmの方があるもののおすすめは90mm。
バチ抜けの実績はもちろんのこと、バチ抜けが不発の際にアミパターンにも対応できるため90mmの推奨しています。とは言え、中々入手が難しいルアーになるため130mmも見かけたら即買いで間違いありません!使い方についてはバチ抜けの基本の通り、バロールの生みの親でもある前田プロのありがたい解説がピッタリです。
5位. 邪道 ヨレヨレ80/68
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バチ抜けが発生していない場合、基本ボトムを攻略しにいくのが冬の釣り。そこで登場するのが「邪道 ヨレヨレ」です。サイズは80と68(ヨレヨレミニ)の2つがありどちらも非常に良く釣れるルアーですが、河川などの大規模なポイントを撃っていく場合には80だけで問題ありません。
他、ボトムを狙う選択肢としては、バイブレーション、ワーム、ローリングベイトなどがありますが、ヨレヨレでカバーできる魚が多いことから、是非一本は持っておきたいルアーとして紹介させていただきました。
使い方については、一度ボトムまで完全に落とし、リーリングスピードとロッドの角度だけでレンジキープをするようにすれば問題ありません。
2024年3月のバチ抜け予測と結果について
3月の後半に入ると河川バチが一段落し、これ以降は運河周りでのバチ抜けがメインになります。一応期待できる日としては以下の通りです。
- 3/11~3/14:荒川、多摩川、旧江戸川は期待薄。隅田川が本格的にバチ抜けする。運河もほぼ全てのポイントでバチ抜けをしており、間違いなくハイシーズンを迎えます。
→結果:今後の調査待ち。 - 3/25~3/30:荒川、多摩川、旧江戸川は期待薄。隅田川はかなり大きな群れが入るため絶好。運河は全てのポイントでバチ抜けをしており、間違いなくハイシーズンを迎えます。
→ランカー狙いに切り替えるため、運河やこれ以降のバチ抜けは調査対象にはしません。ただ、元々は運河でクルクルバチなどもやっていたため、過去の実績などからおすすめ商品をご紹介しておきます。
ただ、3月にもなれば気温が上昇していくので、河口のディープエリアのボトムについていたコノシロが徐々に動きだし始めます。春のコノシロパターンはランカー狙いをする方にとって重要なタイミングなので、まだやったことがないという方は是非チャレンジしてはいかがでしょうか?
もちろん、イナッコやアミといったベイトも大量に沸いていますし、稚鮎も遡上しているタイミングでは稚鮎パターンも実績はあります。
運河のバチ抜けでおすすめのルアー
港湾バチであればより繊細なルアーも必要になってくることがあります。そんな場合に強いのがアルデンテ、絶対に1本は持っておいて損なしです。
ima アルデンテ 70s/90s
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★アルデンテ70sと90sの使い分けについて
アルデンテ70sは運河のどのバチにも対応出来る万能ルアー。デッドスローのただ巻きはもちろん有効、またシンキングではあるものの風が少しあるとラインが抵抗になり表層を流しやすいので、食わせたいポイントでU字ターンさせるなどのテクニックも効果的!とは言え、基本はフローティングのルアーとして釣りをしましょう。
90sは70sよりも引き波バチが多い状況で断然強く、ワンランク大きいサイズを連れてきてくれることが多い。重量はそこまで重くありませんが、空気抵抗が少ないため遠投することが出来、幅広く攻めることが出来ます。引き波が綺麗にでるためアピール力は抜群です!
あとはやはり王道のArea10やマニックですね。これについては最早説明が不要だと思いますので、紹介は割愛させていただきます。
バチ抜けおすすめのルアーBest5
河川バチと運河バチのどちらでもこの5つはおすすめです。まだ入手していない方は是非購入を!
1位. Pickup ノガレ120f
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現在、バチ抜けNo.1ルアーとしても名高いノガレ。現在もその人気、実力は共にNo.1の結果を出しています。飛距離こそ物足りませんが、波風があまりない日や魚が岸際に寄っている状況であれば持っているか持っていないかで釣果は雲泥の差です。使い方についてはノガレで圧倒的な釣果を叩き出すセンメイ氏に書いていただいた解説は目を通しておきましょう!
2位. フィール150SG
※画像を選択すると、Amazonの商品選択画面に入ります。
1月から2月は特に強風が吹き荒れることも多く、その中でも結果を出したいのであれば "比較的重量のあるルアー" でボトムをしっかりトレースすることが攻略の糸口!だからこそ推したい一品がPazdesignから発売されている「フィール150SG」です。
人気は120mmの方があるように思いますが、120SGでも10gしかないため、強風の場合や魚が沈んでいるケースでは150SGの方が圧倒的に強い!他のシンペンにはない、絶妙なサイズと重量のバランスが本当に頼もしい限りです。
フィール150SGが強いシチュエーションで言えば、以前はローリングベイトが代表格でした。ただ、やはりアクションやシルエットから言えばバチに対しては少しオーバーなため、今ではもっぱらフィール150SGばかり使うようになったほどの釣果を出してくれたルアーです。
3位. Daiwa ヒソカ120f
※画像を選択すると、Amazonの商品選択画面に入ります。
ノガレで釣れない、釣り辛い状況をカバーしてくれるのがダイワから発売されているヒソカ。重量の割に飛距離はそれほどでもありませんが、風に強い点はかなり好印象。ダウンに入れてもほとんどロールしかしないため、河川の強い流れの中でもしっかりと魚を誘うことが出来ます。
使い方についてはバチ抜けの基本の通り、センメイ氏に書いていただいた解説は目を通しておきましょう。
4位. エクリプス バロール90/130
※画像を選択すると、Amazonの商品選択画面に入ります。
圧倒的な飛距離、それは河川において間違いなく釣れるキーワード。それを体現しているのがエクリプスから発売されている「バロール」です。
サイズは90mmと130mmの2つありますが、人気は130mmの方があるもののおすすめは90mm。
バチ抜けの実績はもちろんのこと、バチ抜けが不発の際にアミパターンにも対応できるため90mmの推奨しています。とは言え、中々入手が難しいルアーになるため130mmも見かけたら即買いで間違いありません!使い方についてはバチ抜けの基本の通り、バロールの生みの親でもある前田プロのありがたい解説がピッタリです。
5位. 邪道 ヨレヨレ80/68
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バチ抜けが発生していない場合、基本ボトムを攻略しにいくのが冬の釣り。そこで登場するのが「邪道 ヨレヨレ」です。サイズは80と68(ヨレヨレミニ)の2つがありどちらも非常に良く釣れるルアーですが、河川などの大規模なポイントを撃っていく場合には80だけで問題ありません。
他、ボトムを狙う選択肢としては、バイブレーション、ワーム、ローリングベイトなどがありますが、ヨレヨレでカバーできる魚が多いことから、是非一本は持っておきたいルアーとして紹介させていただきました。
使い方については、一度ボトムまで完全に落とし、リーリングスピードとロッドの角度だけでレンジキープをするようにすれば問題ありません。
バチ抜けを知らない、バチ抜けで釣りたい人に向けたFAQ
Q. バチ抜けとは?
バチとは、多毛類に分類されるイソメやゴカイ類などの通称で、多くの魚類が捕食するため釣り餌としても馴染みがあるでしょう。そんなバチは、通常砂や泥地などで生活する底生動物として知られていますが、産卵期になると巣穴から飛び出し、時に水面を覆いつくすほど一斉に産卵行動を起こします。
これが、俗にいう「バチ抜け」と呼ばれる現象です。
このバチ抜けが起きると、魚たちは待っているだけでも餌が口に飛び込んでくる状態となり、異常なほど偏食をします。だからこそ、多くの釣り人が「バチ抜けパターン」などと呼び、バチを偏食する魚をターゲットに様々な釣り方が考案されてきました。
Q. バチ抜けするシーズンとは?
バチの産卵期は一般的に11月から翌年の4月頃までと言われており、夜間になると河口付近で群れて泳ぐ姿がみられます。なお、産卵が終わると成体は死亡してしまいます。
そんなバチには「河川バチ(長バチ)」「港湾バチ」「クルクルバチ」と呼ばれる3つの種類があり、それぞれで微妙にバチ抜けするシーズンや場所が異なります。そのため、例年しっかり調査していないと折角釣りに行ってもバチ抜けが一切起きず、結果として全く釣れないこともありますよね?
だからこそ、バチ抜けの釣りには情報収集が欠かせません。
Q. バチ抜けする時間とは?
バチ抜けは満潮の頂上付近から発生しますが、その時はあくまでもバチが巣穴から徐々に浮上してくるタイミングです。それが満潮から1時間半ほどして潮が効き始めたあたりで遊泳力のないバチが表層付近で捕食されています。
つまり、バチ抜けが起きたばかりの満潮1時間前後は「底を狙い」、そこから徐々にレンジを上げていくと釣果を伸ばすことが出来ます。
Q. バチ抜けする潮とは?
良く、バチ抜けは「大潮」と言われますが、それは全くの嘘です。大潮の2~3日目から始まり、小潮の2日目くらいまでは連日バチ抜けしています。
Q. バチ抜けで釣れる魚とは?
一番有名なのはスズキ(以降、釣り人に馴染みのある「シーバス」と呼びます)です。しかし、バチは多くの魚類が捕食する餌であり、実はバチ抜けが起きると「クロダイ(チヌ)」や「メバル」などの魚たちも積極的に捕食活動を行います。
そのため、普段は別の釣り方でそれらの魚を狙っている場合でも、バチ抜けが起きるような場所であればバチ抜けに合わせた釣り方をした方が釣果は伸びます。