【茨城県】平潟港(平潟漁港)の釣り場解説 | 釣れる魚や釣り方、釣り禁止情報など
2023年から再開となった平潟港は、茨城県と福島県との県境にあり、茨城県の中では最北に位置する釣り場です。ファミリーフィッシングや初心者向けの釣りからベテランまで幅広く楽しむことも出来るポイントです。
- ポイント名
- 平潟港(平潟漁港)
- 住所
- 〒319-1701 茨城県北茨城市平潟町605 (地図を開く)
- 交通
-
JR常磐線の「大津港駅」:徒歩30分 ※車であれば駅から港まで10分弱
- 駐車場
- あり
- トイレ
- あり
- コンビニ
- 調査中
- 飲食店
- あり
- 釣具店
- 調査中
- ファミリー
-
向いている
※向いているポイントとは、周辺設備+ライトなタックルで釣れる魚がいるかで判断しています。 - 禁止エリア
- 一部エリアで釣り禁止、または立入禁止
平潟漁港は福島県との県境にあり、茨城県の中では最北に位置する漁港。
一時は立ち入り禁止になったこともありましたが、2025年現在では初心者からベテランまで幅広い釣り人が訪れる人気の釣り場として復活しています!
今回は、そんな魅力あふれる平潟漁港をご紹介していきたいと思います。
平潟漁港の地形考察
平潟漁港の航空写真からみていきましょう。
平潟漁港で釣りが出来るポイントは全部で3か所!どれもオススメの釣り場と言えます!
①広々としたスペースと足場の良さが魅力的な漁港内!
平潟漁港の港内にある護岸は、全面足場がよく、車も釣り場から近い場所に駐めることが出来るため、ファミリーフィッシングにおすすめのポイントです。ただ、手すりなどはないので、安全面を考慮してライフジャケットなどは持参するようお願いします。
<狙える魚と釣り方>
1.漁港内には数多くのサバ・イワシ・アジなどの回遊があるため、サビキやワームを使ったルアーゲームなどで狙うことが出来る。アジングなどをしているとメバルもよく混じるため、専門で狙うのも面白い釣りです。
2. ちょい投げ釣りでアイナメやイシモチ、ドンコ、カサゴ、カレイなどの実績があります。ただ、海底は岩礁と砂地が入り混じった地形をしているため根掛りには注意してください。
3. 落とし込みではクロダイ(チヌ)が人気釣り物ではあるものの、ちょい投げで釣れるような魚も混じってくるので釣り餌を色々と持っておくと面白いです。
4. 秋頃になるとタチウオが良く釣れるため、その時期は夜釣りが盛んに行われています。
5. 冬になると狙いたいのはやはりカワハギ。秋まではあまりサイズが出ないのですが、この頃になると肝パンのカワハギを狙うことが出来ます!
と、ご紹介している限りではかなり良い釣り場に聞こえると思いますが、3点注意しなければいけないことがあります。
①港内にある漁協前は多くの漁船が停泊しているため、仕掛けなどが絡まってしまう問題があるため避けてください。
②先にも触れましたが、ファミリーフィッシングには向いているものの、安全柵などはないためライフジャケットは必須であること。
③漁港内にトイレはないため、漁協でお借りしなければいけない。(あまりすべきではないので、事前に行っておきましょう)
特に、ファミリーフィッシングをする際は、お子様の安全を担保するためにもライフジャケットを是非購入しておきましょう!
②白灯台のある防波堤
奥から2番目に見える右岸の白灯台の堤防(※一番奥に見える左岸の長い堤防は釣り禁止!)がおすすめで、夏場には大型の青物が接岸するポイント。他にも、通年シーバスやチヌを狙うことも出来るため、大型魚を狙うならここに入るのが一番間違いありません!
しかし、人気ポイントかつそれほど広い場所ではないため、場所取りには相当苦労します。特に、青物やタチウオの回遊シーズンとなる夏から秋にかけては、地元の常連でほぼ占領されてしまうほど。
そういった場合には、奥から3番目に見える右岸の小規模な堤防(釣りが出来るところは20~30mほどしかありません)がオススメ!小場所ではあるものの、漁船の通り道(ミオ筋)が絡むポイントなので潮が動きやすく、水深の変化があるカケアガリになっているためかなり釣れるポイントです。もちろんサビキ釣りにもおすすめの場所ですが、こちらも柵などはないことから、ライフジャケットの着用は徹底するようお願いいたします!
③南側のテトラ帯
南側に広がるテトラ帯からも釣りをすることが出来ます。テトラの形は悪くないものの、危険度はMAX高いためちゃんとした装備を整えてからチャレンジしましょう。
※出来れば明るいうちにポイントの確認をしておく、出来れば経験者の方と一緒に行くなどの配慮は必要です。
狙いたい魚としては、特に根魚でしょうか。40cmオーバーの大型のアイナメをはじめ、カサゴやメバルなどが良く釣れる一級ポイントです!
他にも、シーバスやチヌ、マダイ、グレ、ヒラメ、ブリなど非常にバラエティ豊かな魚種が混じるので、フカセ釣りやブッコミ釣り、カゴ釣り、ルアーなど自分が得意な釣りで狙ってみると面白いですね!
その他おすすめの情報
・平潟港近くには平潟港温泉という温泉街があるため、釣りだけでなく観光にも最適な釣り場です。是非、家族・友人を誘って泊りがけで楽しんでみてはいかがでしょうか? ・海岸線沿いからは少し離れてはいますが、日本三名瀑のひとつに数えられる「袋田の滝」があります。こちらも観光に向いたおすすめのスポットです。 ・茨城県は全国でもあんこうの水揚げ量が非常に多く、冬の味覚では「あんこう鍋」が本当におすすめです!是非、気になるお店を「茨城県」→「北茨城市」から検索してください。
平潟港(平潟漁港)で釣れる魚
シーバスを狙う人におすすめの釣り方とは?
漁港全体で狙うことは出来ますが、特にテトラの周辺か白灯台の堤防がベイトの回遊コースになっているため人気があります。
どの場所でもメインベイトはアジかイワシとなり、実績から言えば次の5つがおすすめです。
- シマノ サイレントアサシン 99F or 129F or 140F(Amazonからサイレントアサシンを探す)
- ダイワ スイッチヒッター 85S(Amazonからスイッチヒッターを探す)
- コアマン VJ(AmazonからVJを探す)
- ブルーブルー ブローウィン140S or 140J(Amazonからブローウィンを探す)
- エバーグリーン アイアンマービー(Amazonからアイアンマービーを探す)
ルアーローテションとしてはフローティングミノーやバイブレーションなどで手返し良くサーチをしていき、それでも出ない場合にシンペンやVJなどでレンジを細かく刻んでいくといいでしょう。
マダイ・アジ・サバ・イナダ・カンパチなどを狙いたい人におすすめの釣り方とは?
ポイントは白灯台のある防波堤、南側のテトラ側での釣果も多くあります。マダイは15cm~30cm程度の小型~中型サイズであれば漁港内にも回遊し、キス釣り狙いの仕掛けにも反応があります。 「色々な魚を釣りたい!」「とにかく美味しい魚を釣りたい!」 という方にはカゴ釣りが一番お手軽です。
もちろん、アジやサバを専門に狙ってのライトタックルゲームはより専門性の高い釣りを楽しむことが出来る他、キャスティングタイラバやメタルジグなどを使った釣りもカゴ釣りにはない魅力もあるので是非チャレンジしてはいかがでしょうか?
チヌを狙いたい人におすすめの釣り方とは?
一番のポイントは白灯台のある防波堤、一年を通して実績があります。他にも南側のテトラ側での釣果も多くあります。秋のハイシーズンになると漁港内でも30cm前後の中型サイズを数釣りすることも出来、どこにエントリーしてもいいでしょう。 釣り方としてはヘチ釣りが圧倒的に有利。テトラや堤防際についたイガイやエビ・カニ・ゴカイを食べているため、出来る限り軽いガン玉でゆっくり落とし込む、反応がなければ少し移動を繰り返していくのが重要です。 フカセ釣りやウキ釣りなどは、群れに当たらないとチヌの数はそれほど伸びませんが、撒き餌をすればグレの数釣りをすることも出来ます。
ヒラメ・マゴチを狙いたい人におすすめの釣り方とは?
ルアーで狙うことももちろん出来ますが、サビキなどで釣ったアジ、投げ釣りで釣ったキスなどを泳がせて釣る方法もあります。ベイトのついているポイントや、捕食しているベイトを特定するには、実際に自分が餌釣りなどでチェックをしてしまった方が手早くベイトの存在出来るためおすすめです。 仕掛けを入れるポイントは、釣れた場所の周辺またはその少し沖に投入するようにしましょう。
アオリイカを狙いたい人におすすめの釣り方とは?
アオリイカは圧倒的に南側のテトラ側がおすすめです。防波堤にもアオリイカはいますが、強風で釣りにならないことも多くあります。その点、海面に近いテトラ際のエリアであれば、それほどキャストしなくてもいい上に、テトラ際にアオリイカが寄っていることが多くあるため狙いやすいです。
初心者・ファミリーフィッシング向けの解説
ファミリーフィッシングのメインとなる漁協付近(漁協前は釣り禁止)の護岸では、車を横付けできるため非常に便利な釣り場です。 足元でも水深がそれなりにあるためサビキ釣りの有望なポイントです。アジやサバ、イワシなどがよく回遊してくるためタイミング次第では子供でも手軽に釣ることが出来ます。 また、ちょい投げではキスやイシモチ、カレイの実績も高いです。他にもアジングやメバリングといったライトゲームにも向いており、多くの釣り人が好きな釣りを楽しむことが出来ます。
上級者向けの解説
外海向きに投げればワカシ・ショゴ~イナダ・カンパチサイズまで狙えます。他にもヒラメやシーバスなど、ルアーや泳がせで狙えるターゲットが豊富です。 特にアジの回遊があり、潮の動くタイミングが一番でトップ~ボトムまで幅広く攻めるようにしましょう。 冬場は釣りものが少なくなりますが、ドンコやアイナメなども狙えるため通年楽しむことが出来ます。