【千葉県】東京・千葉屈指のウェーディングフィールド!立入禁止?果たして釣りは出来るのか!?
千葉県木更津市の牛込から江川沖に面する盤州干潟は、日本でも最大規模の自然干潟です。そこには、カニやハゼ、アナジャコ、底生動物など、様々な生き物が生息しており、それらを目的にに集まるマゴチやシーバス、カレイなどの魅力的なターゲットが狙える釣り場として知られています。
- ポイント名
- 盤州干潟
- 住所
- 〒292-0008 千葉県木更津市中島 (地図を開く)
- 交通
- 車釣行のみ
- 駐車場
- あり
- トイレ
- なし
- コンビニ
- あり
- 飲食店
- あり
- 釣具店
- あり
- ファミリー
-
向かない
※向いているポイントとは、周辺設備+ライトなタックルで釣れる魚がいるかで判断しています。 - 禁止エリア
- 一部エリアで釣り禁止、または立入禁止
そこには、カニやハゼ、アナジャコ、底生動物など、様々な生き物が生息しており、それらを目的に多くの野鳥が集まるなど素晴らしい生態系が残っています。
釣り人からは、多くのベイトに集まるマゴチやシーバス、カレイなどの魅力的なターゲットが狙える釣り場として知られてきました。
しかし、近年は釣り人のマナー・ルールの問題はもちろんのこと、全国的にも珍しい海中電柱が残っていることから、写真撮影などの目的で来訪する方も含めた問題により、徐々に釣り場が失われている現状があります。本日は、そういったマナーの問題を踏まえた上で、まだ釣りが出来る場所を紹介していきます。
釣り場としてみる盤州干潟の区分けについて
盤州干潟に該当する地域としては、南袖ケ浦地区(袖ケ浦海浜公園から牛込漁港)、金田さざなみ公園、新町船溜、金田漁港中島地区(堀船溜)、東京湾アクアライン(アクアブリッジ)、金田漁港瓜倉地区(高須船溜・見立船溜)、畔戸漁港、龍宮城スパホテル三日月、浸透実験池、小櫃川(久津間海岸)、江川海岸、木更津駐屯地、中の島公園、木更津港湾区域(吾妻・江川地区)まで非常に幅が広いです。
この中で、ウェーディングが出来る釣り場として有名なポイントは、小櫃川の河口(久津間海岸)、江川海岸、牛込海岸あたりでしょうか。
そもそも、何故盤州干潟から釣り場が失われているのか?
金田漁協の公式HPから、盤州干潟の周辺に存在する漁場・漁港は正式に立入禁止として発表されています。
釣り人の皆さんなら「また釣り人がやってしまったのか・・・」と思うかもしれませんが、実は密漁、漁業関係者の漁具を壊す、漁獲の一部を持ち帰ったりしているためとのことです。これらの行為は列記とした犯罪行為であり、到底許されるはずもありませんが、その影響により「漁場・漁港」が立入禁止になったのです。
※かなり分かり辛いのですが、実は "ウェーディングによる釣り" や "カヤックによる釣り" などは禁止されていません。(とはいえ、駐車場が無くなってしまったこともあり、釣り場までが非常に遠いです。)
※江川海岸は、海岸線自体が立入禁止になってしまったため、ウェーディングすらも釣り禁止になってしまっています。
また、別の問題としてあがっているのが、写真撮影などを目的とした海中電柱の問題です。
今でこそ江川海岸の海中電柱は撤去されましたが、Instagramなどのサイトを見ると立入禁止になったにも関わらず相変わらず投稿されていました。中には明らかに電柱を上ったような写真もあり、正気の沙汰とは思えないほどでした。
江川海岸が立入禁止になったこともあり、久津間海岸や牛込海岸に写真を撮りにいく方もいますが、このような行為は絶対に避けてください。
ただ、釣り自体が禁止されてはいませんが、ゴミや違法駐車、海苔棚を始めとした漁具にルアーを引っかける...などがあった際には今後どうなってしまうのか分からないのが正直なところ。
そのため、ウェーディングにおける最低限のマナーとして、海苔棚の近くでは釣りをしない。ゴミは必ず片付ける。違法駐車は絶対にしない。フラッシャー(認識灯)をちゃんとつける...など、当たり前のことを当たり前にしていただければ幸いです。
盤州干潟でまだウェーディングが出来る場所とは?その攻略方法も検証!
盤州干潟で現在もウェーディングするなら、久津間海岸、牛込海岸、金田海岸あたりがおすすめです。これらの場所は、先ほども申し上げた通り現在も立入禁止になっていません。
ただ、駐車場が遠いポイントが多く、少し行きにくいのが難点ですが、ウェーディングで狙うことが出来るシーバスはランカーサイズが混じることもあるため、是非一度は釣りをしてみて欲しいポイントです。
■盤州干潟の攻略方法について
1.まずは明るいうちにミオ筋の場所を確認(出来れば経験者に教えてもらうようにしましょう)しておき、カケアガリの中でも深くなっているポイントを調べます。
2.ベイトの状況を確認する。特に底生動物が非常に多い盤州干潟では、アナジャコやカニを偏食しているようなシーバスが多くいるため、イナッコなどがいないか確認し、いない場合はややボトムを意識するといいでしょう。
3.ランカーサイズはボトムから食いあげてくることが多い。だからこそ、時にはマッチザベイトよりも大型のルアーをあまりレンジを入れずに巻くこと、これが重要なシーンもあります。
その他おすすめの情報
駐車場は非常に少ないため注意。
1.木更津市金田第一駐車場
〒292-0007 千葉県木更津市瓜倉字鯨219
2.金田さざなみ公園駐車場
〒292-0009 千葉県木更津市金田東2丁目1
3.木更津市金田第二駐車場
〒292-0008 千葉県木更津市中島
4.金田漁港駐車場
〒292-0005 千葉県木更津市畔戸513−2
このあたりの駐車場が一般的ですが、満車の場合などはそれぞれの場所から近いポイントを選ばないと、かなりの移動距離になるため注意しましょう。
盤州干潟で釣れる魚
初心者・ファミリーフィッシング向けの解説
上級者向けの解説
盤州干潟付近の釣り場
盤州干潟から約0.4km
千葉県木更津市中島にある新町船溜は、小規模な船着き場が釣り場です。アクアラインを東に行った金田港とは逆の西側に位置しています。主に釣れる魚は、グレ、メバル、ハゼ、カレイ、アナゴ、チヌ、シーバスなどが挙げられます。無料で駐車することは出来ますが、非常に脆くなっているため注意してください。
盤州干潟から約0.5km
金田港は千葉県木更津市中島にある比較的大きな港で、漁協前から船着き場まで釣りすることが出来ますが、釣り人はそれほど多くありません。金田港で釣れる魚は、堤防の外側ではグレ・メバル、河口側ではハゼ、カレイ、アナゴ、チヌ、シーバスなどが挙げられます。
盤州干潟から約5.3km
千葉港 (袖ケ浦港)は、現在(2021/10現在)関係者以外立入禁止になったため釣り場として解放されていません。こちらへの釣行は控えるようお願いいたします。
盤州干潟から約5.6km
千葉県木更津市にある木更津内港公園の釣り場情報を紹介。シーバスやメバル、アジ、ヒイカなど多彩なターゲットを狙うことが出来、安全な柵もあるためファミリーフィッシングを楽しむことも出来るポイントです。
盤州干潟から約5.6km
中の島大橋が現在通行止め(通行止予定期間2021年8月2日から12月13日)のため、釣り場としては閉鎖中。再開が待たれる釣り場です。