【釣りもやし】はじめてのシーバス 明暗打ち&ランガン後編

釣りもやしのシーバス釣り、明暗打ち&ランガンスタイルで挑んだ結果「聖地・荒川」でシーバスを無事ゲット。しかし、キャストの正確性、ポイント選びなどまだまだ足りない部分が多いため、これからより多くの魚をとるために練習を重ねていかなければいけない実釣でした。。。

イージーゲームといわれたポイント1か所目で3時間を過ごし、なんとかチビセイゴを釣り上げたもやし。初のランガンでは良いサイズをGETなるか!?


初のチャリランガン

師「せっかくだから、今日は俺が普段よく行くポイントを案内してあげるよ」

ご好意に甘え、はじめてのランガンにチャレンジすることに。

ロッドを持ったままでは自転車を運転できないので、ロッドだけは仕舞う。こんなとき、テレスコって便利よね。リールもルアーもつけたままロッドだけ小さくできるなんて最高だ。やはり私はテレスコを愛している!

師匠と2人、自転車で都内を爆走。

夜に自転車を走らせるのが大好きな上に、大野ゆうきさんスタイルが真似できてとっても楽しい。幸せ。


到着したのは、豊洲運河。ここは遊歩道添いにポイントがいくつかあるらしく、障害物まわりをひとつずつ探っていく。

基本的には最初のポイントと同様、橋の明暗を流すか、橋脚近くに落とす釣りだ。

師「明暗を狙えって言ったよね?」

も「狙ってますよ……」

師「そうなんだ……」


誤射しまくるもやしをよそに、師匠は良いサイズをヒットさせていく。

見ていると、橋脚の3㎝手前に落としているのだから衝撃。


師「障害物まわり10㎝以内に落とせないと湾奥では釣れないぞ。湾奥シーバスは究極のシューティングゲームだからね」


キャスト、練習しよう……。

というか、練習してどうにかなるのか?師匠との間に絶望的に越えられない壁を感じるのだが。


とりあえず、比較的投げやすそうな橋脚のヨレを狙ってみる。下流側の橋脚のすぐ後ろは流れにヨレができやすく、ここにもシーバスがよく居着くそう。橋脚を狙わないからミスしてもルアー壊れないしね…。

ここでは結局もやしにバイトなし。


アンダーキャストで障害物を狙え

次のポイントは、釣り場から7mほど先にある障害物まわり。アンダーキャストで、障害物ぎりぎりに落とす。

アンダーキャストは、ルアーを軽く振り、振り子の要領でルアーを前に飛ばす。

はじめは左手でルアーを持ち、手を離してルアーに勢いをつけると簡単なのだとか。


さっそくやってみる。


…真上に飛びますね。

師匠は簡単そうにやってるけど、ぎりぎりに落とすどころか、そもそも前に飛ばない。

だいたい、二の腕にグリップエンドが当たってうまくロッドを動かせないのよ。

私は手が短いからね。そうだ、体の構造上このキャストはできないのだ!!


「師匠、私は手が短くてグリップエンドが当たってしまうのでできません」

「もやしはすぐ言い訳するからな〜〜」


言い訳人生がこんなところで露呈してしまうとは。

えー、でもできないものはできないんだから仕方ないじゃん(開き直り人生も露呈)。


ぶつくさ言いながら練習を開始。地味だなぁ……。

それでも何十回もやっていると、不思議とたまーに(10回に1回ぐらい)うまくいく。そうなると現金なもので、だんだん面白くなっていく。これも練習してみようではないか。

うまくぎりぎりに入っても、シーバスからのコンタクトはゼロ。ご褒美くれてもいいのにな。


師「こんなもんなんだよ、シーバス釣りって。良い時間、良い場所に打ち込んでも、取れないときは取れない。だからいろんな場所をめぐって次々に打っていくわけ。」


うまい人はいつでもごく簡単に釣ってるイメージがあったけど、苦労してたんだなー…。

シーバスフィッシングの奥深さを実感しております。

その後も、師匠がよく行くという運河と水門を次々とご案内していただく。

数々のポイントをめぐるも、もやしへのバイトはわずか1回。

(師匠は一級ポイントをもやしに譲っているにも関わらず、良型をゲット)

貴重な1回のバイトは、橋脚の明暗を我ながらきれいに通せた初っ端だけ。似たようなコースを別のルアーで何度通してみても、それ以降はまるで反応なし。


シーバスの学習能力って半端ないのね…。


8か所目の正直!ドリフトでついに念願のキャッチ

なかなか1匹を手にすることができないまま、なんと8か所目のポイントに到着。場所は荒川下流域の有名(らしい)橋下。時刻は空が白んできた朝5時。

師「もう明るくなってきたし、ここが最後の決戦地ね。上流側と下流側、どっちやりたい?」

せっかく明暗ドリフトを覚えたので、最後は気持ちよくドリフトを楽しめる上流側でお願いします!


では、運河で唯一のバイトを引き出したガルバ73を…


師「こんな大河川でそのサイズは見つけてもらえないだろ…」

も「ん??運河と荒川だとベイトサイズが違うんですか?」

師「いや、今はベイトは同じような感じではあるよ。でも、それよりまずはシーバスにルアーを見つけてもらわないと。それで食い渋ってるときに、初めてサイズダウンをすればいい」


何がなんでも「マッチ・ザ・ベイト!!!」で、ルアーサイズを決めると思ってたけど、それ以上に場所に合わせたサイズ選択が重要なのか!


同じ湾奥でも、運河と大河川じゃまるで攻め方が違うんだな。

同じ日にいろんなポイントに連れていってもらったおかげで、場所ごとの特徴がより顕著に分かった気がする。

師匠の教えに従って選んだのは、imaの「サスケ裂波 120F」。

サイズ感とハイアピールな動きで、広大なサーフでもよく釣れるという超定番ルアー。

カラーは、大野ゆうきさんオリジナルのボラグローである。アピールしまくり作戦だ。


ここは橋が高くて橋脚が遠いので、とにかく力一杯ぶん投げ、できるだけ橋脚近くにドリフトで送り込む。

もやしのフルキャストなんぞたかが知れていますので、明暗にルアーが差し掛かるころには、橋脚からは遠く離れております。

ま、どうせ釣れないだろうけどねー。でも最後なので、残った力を全部出し切って気持ちよく終わろっと。

ぐっ、ぐぐぐ……

!?!?

朝焼けに見惚れていたら一気に竿がしなる!

や、やばい!

慌ててアワセを入れる。


なんとかのった!!!


下流川でキャストする師匠に大声で助けを呼ぶ。


も「タモ…、タモーーーー!!!」


駆け寄った師匠がタモをシーバスに差し出してくれる。が、荒川の激流に翻弄され、なかなか入れられない。

しかもルアーが網の外側に引っかかってしまった。

師「もうこのままいけ。せーので抜き上げるぞ!」

師も「せーの!」

よっしゃーーー!!!!!


サイズは50cm程度(実寸不明)だけど、私にとっては十分の大物だ。

なんという出来レースのような結末。


しかも、今までいろんなプロの動画を見て憧れていた聖地・荒川での初ゲットですよ!!!

寒さと眠気と足の筋肉痛に負けなくて本当によかった…!

途中で泣きを入れるもやしを笑いながらここまで連れてきてくれたセンメイ師匠、本当にありがとうございます!!!

こうして、釣行時間12時間、自転車走行距離35kmの大ランガン旅は、美しい朝焼けシーバスとともに幕を閉じたのであった。


チャリ2時間の帰り道を残して。


あれ、さっき写真撮りすぎてスマホの電源落ちてたな。

ナビ使えないじゃん…!?

おわり。

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