【釣りガールもやし】はじめての伊豆遠征(9/5)〜VJ16でまさかの大物ゲット〜

釣りガールもやしの初伊豆遠征!魚影が濃いとは聞いてましたが、とにかく色んな魚が釣れるのが魅力的なエリアでした。キジハタ・オオモンハタ・カマス・メッキに遊んでもらった後のソーダガツオ狙いは空振り・・・願いを託して最後に投げたのは「VJ16」、そしてまさかの大物ヒットでまさかのドラマが。

「ドライブがてら釣り教えて」という友人の甘い誘いにのり、魚影が濃いことで有名な伊豆半島にはじめて降り立ちました。そこでもやしを待っていたのは、予想外の大物だった…!!!

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釣行日時

日時:2020/9/5 5:00〜16:00
潮:中潮
天気:晴れ
場所:東伊豆の漁港
気分:はじめての釣り遠征でテンション高め

場所取り失敗! さよならマズメ

万年初心者のもやしも、ついに人様に釣りを教える日がやってきた。その友人の海釣り歴は1回。先月はじめて葉山へ行き、サビキとちょい投げでクサフグとスズメダイっぽい謎魚をゲットしたらしい。

「今度こそ食べられる魚が釣りたい」
という強い意志のもと、情報収集に勤しみ、ジグサビキを購入、さらに伊豆方面に目星をつけて連絡をくれた。

「マズメ狙いましょう!」

釣り2回目の人が言うセリフなのだろうか。
想像以上の気合いぶりで、プレッシャーに押しつぶされそうになりながら、深夜2時のドライブがはじまった。

伊豆の漁港に到着したのは4時半。
空が薄明るくなりはじめ、マズメ狙いにはベストな到着時刻。
よし、これなら初おいしいフィッシュをなんとか釣らせてあげられそう♪

ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間。
事前調べで青物の回遊が期待できる堤防先端はすでに満員御礼!

や、やばい…

外海側にはテトラが入っていて、どう考えても初心者向きじゃない。

もやし「港内側だと回遊は少なさそうだけど仕方ないか」
「とりあえず、テトラでやってみようよ!」

気合いがおかしい。

絶対間違ってるよな…、と思いつつ、湘南で青物坊主続きだった私もやってみたい欲求を抑え切れず。ふたつ返事でOKしてしまった。

準備を整え、心臓バクバクになりながらテトラを渡る。
良い子の初心者は絶対に真似をしてはいけません。
あとで地元の方に聞いたら、遠くから遊びにくる釣り人が毎年テトラから落水しているらしい。初心者が気軽に行くところではなかった。
事故が起きなかったことを感謝せねば。

とりあえず、テトラの手前まで行くことには成功したものの、少なく見積もっても沈みテトラが5mは入っている。

これは根がかりしそうだな…、やめといたほうがいいかも…

と思った矢先。
友人が勢いよくジグサビキをキャスト。

「で、どうしたらいい?」

おおう、スプール開けたままこっち向いてにっこりしてる場合じゃない!!

「とりあえず全力でリール巻いてください!!!」

必死の声がけむなしく、1投目でジグ氏根がかり。

がーーーん。

とりあえずチョコチョコとロッドを煽ってみる。
久しぶりにナイロンラインを触ったけど、伸びる伸びる。
私の煽りはすべて吸収されてしまった。

人気ユーチューバーFishing gang AZUSAさんの動画で習得した「ギャングはずし」を試してみるもナイロンラインの前に完敗。

「ごめん、これはもうどうにもならぬ…」

いたたまれない気持ちでスプールを締め、ラインを切ろうとゆっくり後ろにあとずさる。

あ、はずれた。
なんとか回収に成功……。
さすがの友人も1投目の根がかりに出鼻をくじかれたらしく、そそくさとテトラから退却。
魚影は薄くなるけど、おとなしく漁港で遊ぼうね。

結局マズメでしたことは根がかりをはずしただけであった。

潮目付近で待望のヒット

気を取り直して、湾内でリスタート。
友人は根がかりがトラウマになったらしく、早々にカゴサビキに付けかえ、なんとか1匹を狙う。
が、やはり港内は厳しい模様。

無情にも1時間が過ぎてしまった。
さすがに焦ってきたので、なにかしらの手がかりを探してみる。

お、10mほど移動すれば細い潮目があるじゃないか!

藁をも掴む気持ちで、コマセを詰める友人を残し、まずは1人で移動。15gのジグをキャストして底周辺を探ってみる。

クククッ

おっ、きたきた!!

3投目で念願のヒット。

20cmオーバーのキジハタ

キジハタちゃんだ!!

最近は根魚に興味津々だったのでとっても嬉しい1匹。しかも、20cmオーバーは、根魚の自己記録更新だ。

さらに、足元にはスズメダイの姿を確認。小さいし小骨も多いけど、釣れないよりはマシだよね?

足取り軽く、友人のもとへ駆け寄る。初フィッシュに友人のやる気も一気にアップ!! 一緒に潮目ポイントへと移動する。

足元のスズメダイの群れにさらにやる気がみなぎってきたよう。目の前にサビキを落とす。
反応はあるものの、なぜかのらないご様子。
棚を少しずつ変えたり、軽くシャクってもらったりと試行錯誤を繰り返し…

なんとか1匹ゲット。

小さくても赤い魚だと嬉しくなるらしく、すっかりご満悦。スズメでもタイだしね!

もやし先生のジグサビキ講座

スズメダイと楽しく戯れる横で、私はロックフィッシュ狙いで引き続きスロージギング。
しばらくやっていると、

ククククッ…

しかし、引きが弱々しい。バレたかな?と何度も思いつつ、とりあえず緩めずに巻いてくる。
上がってきたのは…

干物がおいしいカマス

ジャジャン、カマス!!!

しかもちゃんとフツーサイズ。
カマスってこんなに引かなかったっけ?

よく考えたら最近ロッドをMクラスにしたのだった。
MとMLってこんなに引き具合も変わっちゃうんだなぁ。改めてロッドパワーの違いを実感。

さすがに足元までカマスは寄ってきていないので、ここで改めてジグサビキのやり方をレクチャーすることに。ぶっちゃけ私はジグサビキなんて人生で20分しかやったことないけどね。
1匹も釣ったことないくせに、偉そうに講釈をたれてみる。

そんなダメダメな講師で釣れるはずもなく、沈黙の中15分が経過。
ど、どうにかせねば…

焦るもやし。

しかも自分はジグでちゃっかり2匹追加してしまったので、余計にいたたまれない。
じっと相手の動きを観察しながら、去年の冬にジグサビキでカマスを釣っていたおじさん達の記憶をたどる。

そうだ!!

ジギングよりもっとソフトに動かしてみるといいかもしれない!!!

ゆっくりシャクって糸ふけを取る。
3秒待つ。
を繰り返してもらうこと5分。

ついに釣れたーー!!!!!

正真正銘食べられるお魚ゲット!!!

ソフトな竿さばきが功を奏したらしい。

キラキラと光りながら高速で移動するジグは、魚にスイッチを入れて反射的に口を使わせる「アクションの釣り」。
だけど、ジグサビキの場合は「食わせの釣り」のほうが近いのかもしれない。
通常のジギングのようにアクションで食わせるのではなく、ジグの光りで魚を集めておいて、シラスやオキアミに模したサビキ針を捕食させるわけだから…シラスやオキアミのような遊泳力のないベイトに似せるなら、下手に動かしすぎるとかえって見切られてしまうのかも。

ふわふわと漂っているイメージでゆったり動かすのが正解なのでは。(※もやしの想像です)

そういえば、以前針だけのサビキで小サバを釣っていたとき、周りがカゴサビキだらけで、白い皮のシラス風サビキ針ではまったく釣れなかったことがあった。
そこで、アミコマセに似せた赤いサビキ針にチェンジしたのだけれど、それでもまったく釣れない。
そんなとき、友人であるコードネーム【サビキング】が、ある秘策を思いついた。
そしてサビキングは、キングの名に恥じぬ数釣りを達成。

その秘策とは、一切動かさないこと

天然ベイトのシラスと違い、冷凍のアミコマセは生きていないから一切動かない。だから、下手に動かすと逆にコマセじゃないと見切られてしまうというわけだ。

サビキングの教えのおかげで、そのときは私も無事に小サバを釣ることができた。

単純な釣りと思われがちなサビキだけど、案外アクションひとつで釣果に差がついてしまうらしい。
ううむ、サビキも奥が深い…

さて、話を伊豆に戻し。
その後、友人(サビキングじゃないよ)はジグサビキとカゴサビキのローテーションで、カマス、イサキの赤ちゃん、メッキをゲット。

メッキと聞いて目の色を変えたもやしも、慌ててハネエビ(海太郎のダート用ワーム)で足元を探ってみる。が、ことごとく尻尾をかじられあえなく撃沈。

ワームのダートも奥が深いな……
いまだに釣れたことがないのですが。

堤防でソーダガツオを狙え!!

お昼休憩を挟み、午後に堤防に戻ってみると、マズメの時間に狙っていた先端ポイントが空いている!
地元のカゴ師さんたちに混ざって、ジグを投げさせてもらうことに。

周りでは、ぽつりぽつりとかわいいサイズのソーダガツオが上がっている。
友達に釣りを教えると言いながら、実はソーダガツオを期待していたもやし。上州屋でちゃっかりソーダガツオを狙うコツを聞いておいたのよ。

ソーダガツオは、大きなイワシやサバを平気でムシャムシャするイナダと違い、5cm以下のシラスがメインベイト。つまり大きなジグには反応が悪い。

そこで、購入以来一向に出番のなかったジグパラTGの出番だ。

TG(タングステン)は、普通のジグで使われている鉛よりも高比重なので、同じグラム数でもジグをワンサイズ小さくできる。飛距離をしっかり出しながら、小粒で食わせられるというわけ!

ということで、さっそくフルキャスト!!!

……あれ、飛ばない。
飛距離をしっかり出せるんじゃなかったのか…?
……、あ、持ってるの10gだ。

いくら高比重でも、30gの通常ジグに飛距離で敵うはずがない…
とりあえず投げ続けてみるものの、カゴ師さんたちのウキのはるか手前でポチャンしてしまい、魚にアピールできず。

仕方ないので、飛距離が出る30gで再チャレンジ。

……なんの反応も見られませんね。
周りのカゴ師さんたちはちょこちょこ上げてるのになぁ。自分だけが釣れないのって結構虚しいのよね…

「ここでルアーはかなり分が悪いよ。釣れてる人なんて見たことない」

地元のカゴ師さんの言葉は正しかった…、以前のサビキと同様、ここのソーダガツオもコマセジャンキー状態なのかも。

どうにもこうにも、お手上げ状態。すごすごと港内へと戻るもやし…、ジグサビキかTGの30gがあれば、もしかしたんだろうか。それともアクション次第では、今のジグだけでもコマセジャンキー達に立ち向かえたのだろうか。

答えがわからないモヤモヤを抱えてしょんぼりお茶を飲んでいると、後半に入ってさすがに疲れた友人から
「そろそろ帰ろうか」
とお声がかかる。

そうだね。今日はもうここまでっぽいもんね。
…ただ、最後に10分だけ。
10分だけ、投げさせてください!!!

もやしお得意「泣きの10分」のスタートである。

クローザーのVJ-16が奇跡を起こす

泣きついてお許しをもらったものの。
さあ、何を投げよう?

丸一日でひと通り投げ倒したが、港内でのジグの反応は昼前から芳しくないし、最後にちまちま足元を探るのも不完全燃焼に終わりそうだ。

ならば、と取り出したのが、
もやし大好きVJ-16

私は困ったらとりあえずVJ-16を投げる。
先週も湘南初シーバスと赤ちゃんオオモンハタを連れてきてくれたお守り的存在。これで反応がなかったら、納得して納竿できる。
それぐらいに絶大な信頼を置いているワームだ。

人気すぎて常に品薄なので、類似のジグヘッドワームもいくつか試してみた。

もちろんほかのジグヘッドでも釣れる。釣れるんだけど、なんだろう、VJへの信頼は別格なのだ。

アルカリシャッドが持つ柔らかさとしなやかさが、動きのなまめかしさを生んでいると言いますか……、とにかく、触れば触るほど、愛さずにはいられなくなってしまった。

ということで、大好きなVJを力いっぱいぶん投げる。
でも、リーリングはソフトに優しく。

水深7mほどを底を這わすように引きたいから、本当はVJ22ぐらいを使いたいけれど。あいにく手に入らないので、16gを昼間では考えられないようなデッドスローで引いてみる。

スローな釣りって好きみたい。
ヘビのごとくひっそりとターゲットに忍び寄るような…なんかこう、仕掛けてる感じがする。
金属ルアーでもスローに引きたいから、憧れのスプーンにもいよいよ手を出そうかな。

そんなことをぼんやり考えていると、突然ずっしりとロッドが重くなる。

が、生命反応は無し…?

根がかりかとも思ったけど、重たいながらもなんとか巻ける。なんだろう、ビニール袋でも引っかけたかな?

やたら重くて油断するとドラグが出そうになるので、手を止めないようにリーリングしてくる。
だいぶ近くまで寄せてきたところで

グンッ…グンッ…

えっ、生き物!?!?
なんとも鈍重な引きが!!!

完全にゴミだと思っていたのでテンパるもやし。
とりあえず、ちょっとドラグを緩める(なぜ)。

ラストチャンスでバラしたくないので、慎重に。でも、下手にラインを緩めないように巻き続けることを意識する。

だんだんと白い何かが上がってくる。

あれ、やっぱりビニールぶく……イカ!?!?

まさかのイカ。

しかも見たことないぐらいデカい!!!!!

やばい、こんな時に限ってタモ出してない。絶対抜きあげられないぞ…

「お願い、魚すくう網借りてきて!!!」

友人をパシらせる。
するとお隣でフカセをやっていたお兄さんごと借りてきた。
私たちが素人だとわかっているのだろう、
「僕がすくいますよ」
と、タモ入れを手伝ってくださった。

フカセ兄さんの熟練の技でなんなくタモ入れ成功。
釣れたのはなんと、

VJ-16で釣ったアオリイカ

1.5kgオーバーの立派なアオリイカ!!!

秋になったらエギングにチャレンジしようと思ってたけど、まさか初イカをVJに持っていかれるとは!!!!!

VJすごいぞ、すごすぎるぞ。

また信頼度が上がってしまった。
というか、なんかもう、ここまでくると怖いぐらいよ。

「この時期にこのサイズが上がるとは思いませんでしたよ。すごいですね」

伊豆でも今の時期にはなかなかお見かけできない良型らしい。

「朝からずーっとシャクってましたもんね。頑張ってたら良いことあるんだなって良いもの見せてもらいました」

フカセ兄さんはしみじみしながらイカを締めてくれた。
頑張りを認めてもらえて嬉しいような、小っ恥ずかしいような。
あんだけシャクってたのに、結果ただ巻きで釣ってますしね……。

改めて両手で持ったアオリイカは、赤ん坊を抱いているぐらい重たい。今まで釣った魚のなかで一番の大物だ(魚ではないけれど)。

まさかまさかの、9回裏大ホームランで終わったエキサイティングな初遠征。
釣れない時間も長かったけれど、終わってみれば、キジハタ、オオモンハタ、カマス、メッキ(友人がゲット)、アオリイカと、たくさんのお魚に出会えました。

伊豆のポテンシャルとVJ-16のポテンシャルの高さを改めて実感した1日。

今回残念ながら釣れなかったソーダとメッキにリベンジを誓い、ホームランバーを食べながら幸せな帰途に着いたのでした。
こんなに釣れるならVJ持って毎週伊豆に遠征したいわ。

おわり。

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