【初心者必見】PEラインを使う理由!向いている釣りを徹底解説
釣り初心者やPEを使ったことがない方はなぜPEを使う人がいるのか疑問に思っていませんか?PEはいまでは様々な魚種につかわれてます。なぜPEが使われているのか?PEを使うのに向いている釣りなどを徹底解説します。
この記事に見た方はPEラインに関して何かしら興味や課題を感じている方だと思います。
釣りにおけるラインは最も重要なもののひとつです。
この記事はこんな人向けに書いてます。
- ラインは適当に選んでる
- ラインの種類と特性がいまいちわからない
- 安いPEラインと高いPEの違いがわからない
- お気に入りのPEラインが見つからない
- PEの色落ちや糸なりに悩まされている
まずは基本的なところからの初心者のために振り返りますので、玄人さんはさらっと読み飛ばしてください。
PEラインとは?
現在、ラインの主な種類としては以下の種類が存在します。
ナイロン:ポリアミドで作られたライン フロロカーボン:ポリフッ化ビニリデンで作られたライン エステル:ポリエステルで作られたライン PE:高分子量ポリエチレンで作られたライン。PEのみ極細の原糸を複数本編み込んで作成
各種ラインの素材や製法が異なれば当然、特性が異なり、特にPEラインは他のラインとは特徴があります。
PEラインの特徴
他のラインの特性含め、図示して可視化してみました。各要素5段階(数値が高いほうが要素としての特性が強い)でざっくり特性を示してます。
図でもわかるとおり、PEラインの特徴としては、メリット、デメリットが両方あります。その特徴を見極めて自分の釣り方に合うか合わないかを判断することが必要です。
メリット
- 飛距離がでる
- 他のタイプのラインよりも同一強度でかなり細く製造することができるので、キャスト時のライン抵抗が減らせ、より遠くのターゲットを狙うことができます。
- 伸びない
- フロロとナイロンに比べ、1/5程度しか伸びない素材のため、遠くで魚をかけた時にもフッキングの力の伝導率もいいですし、魚のバイトや水中の情報を高感度にとらえることができます。
- 強い
- 他のタイプのラインよりも直線的に引っ張った際の強度が4倍程度強いです。
デメリット
- 根ずれに弱い
- 岩や消波ブロックなどの硬い物にすれると細い原糸で構成されているため、切れやすいです。そのためPEを利用する際には、ナイロンまたはフロロのショックリーダーをいれることでデメリットを補います。
- 風に流される
- PEラインは比重が軽いため、キャスト時に風に流されやすいです。またキャスト後の水中のラインも浮くことになりますのでラインをロッドでコントールする必要があります。 比重が高いPEもありますが、強度が弱くなっていることが多いので注意が必要です。
- 値段が高い
- 他のタイプのラインに比べ、製造工程に手間がかかるため値段も高くなっています。ただ、PEに関しては他のラインと比べても吸水性がなく劣化しにくいため、長く使えることを考えるとおトクです。また廉価のPEもありますが、コーティング、強度面も相応なので安物買いの銭失いにならないように気を付けましょう。
PEラインで向いている釣り
PEライン行う釣りは登場した時期は船や投げ釣りなどのみでしたが、現在は多様な釣りに利用拡大しています。
前章のメリットから釣りの攻められる幅が飛躍的に向上するのが主な理由ですが、現状PEがよく使われている釣りの種類の代表例を紹介します。
※釣り方によりナイロン・フロロも併用される場合もあります。
ブラックバス釣り:ウィードエリアの釣りやカバーのルアー釣り。またはラインの浮力を活かしたトップウォーター ナマズ釣り:ノイジーなどを利用したトップウォーター 雷魚釣り:フロッグを利用したトップウォーター エリアフィッシング:管理釣場で行うトラウトを狙った、スプーンや軽量ルアーを利用したルアーフィッシング ソルト[ショア]:青物、シーバス、イカ、メバルなど磯、堤防、漁港、河川で行うルアーフィッシング ソルト[オフショア]:ボートにのり、青物、シイラ、シーバス、チヌなどを狙うルアーフィッシング(ジギング含む)
技術進歩に伴いより細くPEラインが製造可能になったことにより、幅広い釣りに活用されていますが、ワカサギ釣り向けのPEなども最近発売されております。
PEラインのリーダーとの結束方法
PEラインを一度試して挫折したことがある人に聞いた、挫折理由は?というアンケートがあったとすると、おそらく第一位が「ショックリーダーとメインラインのノットができない・わからない・難しい」かなと思います。
せっかく品質がいいPEラインを使ってもノットの強度が弱いとまったく意味がありません。
例えるなら、鉄をも切り裂く斬鉄剣なのに柄との接合がヤマトのりのようなものです。振りかぶった瞬間刃が飛んでいきますw
PEとショックリーダーとのノットは少し特殊で、FGノットが一般的でリーダーをPEラインで編んで摩擦により結束強度をだす結び方になります。そのほかにもSCノットなどもあります。
参考になりそうな動画がありましたので紹介しておきます。
FGノット
[初心者オススメ] 素早く簡単最強ノット!【堀田式FGノット】※公式最新版
SCノット
【SCノット】FGを超えた⁈簡単で強いリーダーとPEラインの結束方法
どうしてもわからないけど、PE使いたい!という方については、ノットをアシストする便利な器具が第一精工や大手メーカーからいろいろ出てますので役立つかと思います。
PEラインの選び方
値段が安すぎるPEは選ばない
PEラインについては価格と品質が比例していると考えてください。なので値段で選ぶのはまずやめてください。安物買いの銭失いになります。
PEラインは製造工程がいくつもあり、製造に手間がかかるほうがより価格が高くなる傾向があります。ラインに限らずすべてのプロダクトはそうですよね。
では、なぜ製造に手間をかけるのか?
製造に手間をかけたほうが強度をより強くできたり、コーティングにより色落ちがしなかったり、飛距離が伸びたりと恩恵がたくさんあるからです。
「メバルとかトラウト狙いだし、大きな魚狙わないから強度がいらない」
そこまで大きな魚を狙わない方はこのような意見かもしれませんが、強度を担保できれば、よりラインを細くすることができます。
ラインを細くすればさらに飛距離がでることになりますし、軽いルアーを使ったときにもラインの浮力が邪魔になりません。それでも安いPEがいいという方はとめません(笑)
色落ちしにくいPEを選ぶ
安いPEすべてが悪いといってるわけではないです。自分の釣りに合っているPEであればいいと思いますが、1,000円程度のPEでよくあるのは巻いてすぐに色落ちしているPE。。
写真は某釣具総合大手メーカーさんの4本編みのPEラインを巻いた直後です。
商品棚の目立つ位置においてある比較的廉価なラインですが、巻いて早々にこのようになるものもあります。
ガイドやリールのラインローラーも汚れるし、色落ちしているということはすでにラインは劣化してます。これでは、PEのメリットを台無しにしてるとしか思えません。
4本、8本、12本の編み数を決める
編数が違うと原糸の1本あたりの太さが違ってきます。
一般的に編んでいる原糸が増えると、しなやかさがでます。しなやかさよりもコシが強いラインのほうが好みの方は4本編みをおすすめします。
また4本編みは1本当たりの原糸が太くなるため、毛羽立ちなど多少劣化しても切れにくくなります。
8本編み以上は、ラインに凹凸が少なくしなやかな分、アクション時にラインの糸なりがなくなりますので、魚に不要なプレッシャーを与えることもありません。
またベイトタックルでバックラッシュした際には、8本編みのほうが凹凸がないため、バックラッシュがほどきやすいと個人的に思います。
さらにPEの中には、最近PEの中に比重が高い素材を織り込むことにより、シンキングPEなるものも登場してきましたが、PEの強度とバーターに沈む素材を入れているので、注意して選ぶことが重要です。
自分の釣りたいスタイルに合わせ、適切なラインを選びましょう。
ショックリーダーとの選び方
ショックリーダーも釣り方により太さ素材を選ぶ必要があります。
素材についてはフロロかナイロンのいずれかを選択することになりますが、最初のうちは浮かせたい釣りには比重が軽いナイロン、沈ませたい場合が多いならフロロでいいです。
※釣り方によりあえて逆をする場合もあります。
※使い方よりもメンテナンス性を重視してフロロを選ぶこともあります。
太さについては釣り場や釣り方に合わせて選ぶのがいいです。
ゴロタや岩など硬い障害物などにすられるケースが多い場合は太いライン、流れにのせるドリフトでラインの邪魔をさせたくない場合は細いラインなどです。
センメイも実際に、東京湾奥の運河、河川(荒川、旧江戸川、中川)、港湾部とシーバスを狙って各方面いきますが、場所やシーズナルの釣り方にあわせてPE0.6号~4号+フロロリーダー8lb~40lbまで使い分けます。
釣り方も場所もまだよくわからないという方は、ベースとしてシーバス狙いならPE0.8~1.2号+リーダー16lb~25lbを考えておけばいいと思います。
おすすめのPEライン
いろんなメーカ―のラインを実際いろいろ利用してきましたが、もう2度使わないといったラインもたくさんありましたが、そんな中でも自信をもっておすすめできるラインがコチラです。
1.GAUDIS Radius(ラディウス)0.8号 150m 8本編
GAUDISスタンダード 8ブレイドPEライン。ソルトルアーフィッシング専用設計のハイコストパフォーマンスモデル。価格:2,000円~
色は黄色(ムーンライトイエロー)と緑(フォレストグリーン)がありますが自分のお気に入りは黄色。シーバスの夜釣りだと明暗の際通す時には、見やすいことが大きなアドバンテージになることが多いです。
またエクセルシオールよりもハリがあるラインになっているため、強風下でもガイドがらみなどのトラブるが起きにくいラインになります。
唯一の難点が買える場所がまだ少ないということです。公式オンラインショップ、キングフィッシャー、マニアックス、宮城アングラーズヴィレッジのみとなります。
2.GAUDIS Excelsior(エクセルシオール)1.0号 150m 8本編
より高みを目指して。PEラインを染色で変えていく。シチュエーションや対象魚を選ばないアルティメットPEライン。価格:2,600円~
色は深緑(ディープフォレストグリーン)、赤色(イグニス)がありますが、自分のお気に入りはイグニス、これだけきれいな発色の赤色のラインは他にはありませんし、色落ちもほとんどせずに、半年利用し続けてもきれいな赤色を保ったままです!
こちらもラディウス同様に、買える場所がまだ少なく、公式オンラインショップ、キングフィッシャー、マニアックス、宮城アングラーズヴィレッジのみとなります。
3.YGK エックスブレイド アップグレード X8 1.0号 150m 8本編
受け継がれた血統、木魂するスピリット ONE AND ONLY BEST, UPGRADE ! 価格:オープン
Gaudisが手に入りにくいという方のために、Gaudisのラインを使う前に使っていた定番のラインです。巻いた直後に色落ちもなく、強度もよく、特に不満がないラインでした。